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中公文庫
孤狼―刑事・鳴沢了

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  • サイズ 文庫判/ページ数 447p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122046085
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

出版社内容情報

警官が一人自殺し、一人行方不明となった。本庁の理事官に呼ばれた鳴沢は、事件を追うことに……縺れた糸は、警察の内部腐敗問題へと繋がっていくのだった?

内容説明

一人の刑事が死に、一人が失踪した。本庁の理事官に呼ばれた鳴沢了は、新たな相棒と共に消えた刑事の捜索を命じられる。調べを進めるうちに明らかになる刑事達の不可解な行動。不審を抱く了の前に謎の組織が立ちはだかる。執拗な妨害、愛する人への脅迫―警察を辞めた冴を巻き込み事件は思わぬ展開を見せる。

著者等紹介

堂場瞬一[ドウバシュンイチ]
1963年生まれ。茨城県出身。青山学院大学国際政治経済学部卒業。新聞社勤務のかたわら小説を執筆し、2000年秋『8年』にて第13回小説すばる新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

94
刑事鳴沢了シリーズ第4弾。本作だけ言えば謎の設定から緊張の連続のてん、アクションに最後の一発逆転の爽快感まで本当に面白い。ただしシリーズを読んで来たから、登場人物たちの微妙な心の描写が解るとも言えるだろう。青山署の刑事課に戻どった鳴沢に、警視庁捜査一課の管理官から特命の仕事が命じられる。一人の刑事が自殺し、行方不明になった一人の刑事を極秘に捜す事。捜査を始める鳴沢たちの周りに、同じく刑事たちがうろつき始め、正体不明の協力者が現れる。警察組織内の謎が絡み、鳴沢たちを覆うサスペンスにどっぷりと引き込まれる。2019/08/03

aqua_33

77
鳴沢了シリーズ4作目。本庁の理事官から失踪した刑事の行方を秘密裏に掴んで欲しいという特命を受けた鳴沢。相棒は別署の巨漢・今刑事。調べれば調べるほど深まる謎、訳の分からない組織の妨害。今回は警察組織の派閥や暗部に読んでてほとほと嫌気を指し…、他に混ざらない流されない鳴沢が滅茶苦茶真っ当ないい刑事に見えた。優美との付き合いもいい感じで続いていて何か見直したゾ(←偉そう)。鳴沢と今刑事とのコンビぶりも良。《2018年30冊目》2018/02/10

背古巣

69
くーー!面白かった❗って言うか、気持ちいい。訳の分からない命令で雲を掴むような捜査を余儀なくされる了たちが、徐々に犯人(?)を追い詰めていき、最後は大逆転劇。堪能しました。今刑事がいいですね。そして待望の小野寺冴が戻ってきた。前作が私としては苦手な分野だったので、今作品はとても面白かったです。だんだんと面白くなるとの評判なので、次が楽しみです。了はどこで活躍するのでしょうか?2018/10/06

Tsuyoshi

69
鳴沢了シリーズ第4作。生活安全課から刑事課に移った鳴沢が特命として練馬署の今刑事とコンビを組み刑事の失踪事案を追う展開。 今刑事の朗らかなキャラが非常によく、鳴沢とのやり取りも面白かったし、前作からの恋愛要素や探偵となった冴も登場し、事件に絡んでいく展開は読んだシリーズ4作の中では一番読みごたえがあった。前作以上に関わる人々の影響を受け、柔和さや過去と向き合う前向きな気持ちが増した鳴沢の行く末も非常に楽しみだ。2018/10/01

あかは

63
久しぶりに読みました。いい読書時間でした。なんか、鳴沢が好きになりそうです。今回の相棒の今刑事も好きです。結構いいコンビだと思います。また、出てきてほしいものです。堂場さんのは長くても読みがいがあるので好きです。続きも楽しみです。2018/07/15

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