中公文庫<br> 旅に棲む―高橋虫麻呂論

中公文庫
旅に棲む―高橋虫麻呂論

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  • サイズ 文庫判/ページ数 404p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122019744
  • NDC分類 911.122
  • Cコード C1195

内容説明

「万葉集」に36首のユニークな秀歌を残した高橋虫麻呂。「旅の歌人」とも「伝説歌人」とも呼ばれる彼の独自な歌境は何に由来しているのか。著者は虫麻呂を一介の下級官僚としての貧しい「現実」とその代替としての華麗な「夢想」との狭間に生きた人間として捉え、手がかりとなる歌を丹念に読み込むことにより、それを検証し、天平の孤独な歌人の姿を浮彫にしてゆく。

目次

風景の幻想
凋落の花
花は女
橋上の女
愚について

入水する女
男たちの死
夜の鳥
天と地の間
夜、沼のほとりで
土着願望
待つ女
交響の中で
歌垣の仮想
別離
祝祭への埋没
旅に棲む

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

はちめ

7
最終章において紹介されている、虫麻呂が一人で筑波山に登った際の長歌を読むまでは、あまり興味を持つことができなかった。著者も指摘していることだが、この長歌において虫麻呂が示している孤独感には古代を生きた人間のものではなく、近代以降の人間において初めて感じられるようなものがある。この最終章の章題が「旅に棲む」であり、そのまま本書のタイトルになっているのもうなずける。この章を冒頭においてくれたらもっと興味を持って読むことができたんじゃないだろうか。☆☆☆☆2020/05/02

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