感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
saga
34
【再読】戦勝国が敗戦国を裁く国際軍事裁判の欺瞞。裁判条例に従って戦犯を裁くという形式だが、新たな罪を創出(捏造?)して訴追することで文明人たろうとする野蛮な欧米人たち。結局は国家の怨みを晴らす口実なのだ。それが証拠に世界から戦争は無くならかったし、その戦争の解決手段として国際軍事裁判が開かれたとは管見にして知らない。A~C級戦犯という言葉は、A級が最重大容疑犯かと誤解していた。2018/10/30
kenpapa
3
再読。勝者が敗者を裁く理不尽さを描く。下巻へ。2022/09/07
日の光と暁の藍
1
三章までは流し読みが出来たが、第四章はそれが出来なかった。理由は、大川周明が東条英機の頭を叩いて、東京裁判の行われている法廷を笑わせたからではない。決してない。四章を読み流せなかった理由は、東条の弁護人を務めた清瀬一郎が、ウェッブ裁判長に忌避申し立てをした姿、その態度に、敗戦国としての精一杯の抵抗を見たからである。清瀬一郎の勇姿に、敗戦の一つの姿を垣間見た気がした。淡々とした記述ではあるが、児島氏の書きぶりは、まるで法廷にいるかのような錯覚を読者に感じさせるほど、細やかな描写で文章が綴られている。2014/02/26
勝浩1958
1
法律は門外漢であるが、「国内法で戦争責任を問うのなら、まだわかるが、国際裁判で、しかも勝戦国が敗戦国の責任者を裁くというのは、法律的にはバカげた話になりますよ」や「いわば、法廷はマッカーサー総司令部の一部局といわんばかりであり、東京裁判は法理にしたがう法廷ではなく、行政処分をおこなう役所だと告白したにひとしい。」のような記述に出会うと、すごく納得してしまう。2011/08/23
イチゴバナナ
0
再読済2023/07/21
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