中公新書<br> 思い込みの経済学―AI時代のお金・仕事・社会

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中公新書
思い込みの経済学―AI時代のお金・仕事・社会

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  • サイズ 新書判/ページ数 280p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121029263
  • NDC分類 331
  • Cコード C1233

出版社内容情報

物価の高騰、働き方の変化、そして生成AIの登場――。

私たちは時代の転換期を生きている。
ここで注意したいのが「思い込み」だ。
人は誰しも思考のクセがあり、過去の体験や直感に従って間違った判断をしてしまいがちなのだ。

本書はお金、仕事、社会のルールなどとの向き合い方を、経済学の観点から考える。
AIは人間の仕事や判断を代替するのか、それとも補完するのか。
不確実な時代を生き抜く考え方のコツを探る。


【目次】

内容説明

物価の高騰、働き方の変化、そして生成AIの登場―。私たちは時代の転換期を生きている。ここで注意したいのが「思い込み」だ。人は誰しも思考のクセがあり、過去の体験や直感に従って間違った判断をしてしまいがちなのだ。本書はお金、仕事、社会のルールなどとの向き合い方を、経済学の観点から考える。AIは人間の仕事や判断を代替するのか、それとも補完するのか。不確実な時代を生き抜く考え方のコツを探る。

目次

第一章 お金とリスクの本質―「バランスシート」で思考する(金(ゴールド)投資の罠
金融教育において「中立」は必ずしも適切ではない
日本政府のヘッジファンド戦略―「借金200%」の勝因とリスク
ガチャガチャはなぜ愛され続けるのか
「ルール」を持ってお金を考える)
第二章 AIと成長の本質―補完か代替か、楽観か悲観か(経済成長に影響する三つのシナリオ;AIの得意な仕事、苦手な仕事;ChatGPTがもたらした「見えない価値」;使う人と、使わない人の格差;「知識崩壊」という悪循環;変化する科学の方法;日本企業の生産性と雇用はどうなる?;AIのジレンマ―それは福音か、厄災か)
第三章 技術革新と人間の能力―AIは人間の仕事を奪うのか?(キーエンスとノーベル賞学者が示した「身体性からの解放」;「代替」と「補完」の経済学;「描く人」から「描かせる人」へ―蔦屋重三郎の働き方;生成AIが暴いた、知的労働の本質;人間に残された仕事―判断と責任;若手は誰から学ぶのか;優れた管理職の条件―自己推薦の罠と、経済的意思決定力;優れたリーダーは人間もAIもうまく使う;何を学ぶべきかが変わる―学校・企業・個人の適応)
第四章 働き方の呪縛を解く―「貪欲な仕事」、性差、転職(「貪欲な仕事」の正体―長時間働く人ほど優秀だという思い込み;30年前の技術・家庭科の影響―男は仕事、女は家庭という思い込み;囲い込みか、育成か――競業避止義務の岐路;企業理念で業績は上がるのか)
第五章 「思い込み」を解くナッジ―社会とバイアスの本質(公平で利他的なAIと、バイアスにまみれた人間;裁判官でさえ「休憩」や「気温」に左右されるか;「控えてください」はなぜ通じないか―損失回避と現状維持バイアス;科学と政策の間にあるもの―新型コロナが残した課題;ボトルネックは「意識が低い」ではなかった;「伝え方」で差別は変わる―多元的無知の罠;外国人労働と排外主義;人々をよりよい方向に、そっと押す)

著者等紹介

大竹文雄[オオタケフミオ]
1961年京都府生まれ。83年京都大学経済学部卒業、85年大阪大学大学院経済学研究科博士前期課程修了。博士(経済学)。大阪大学社会経済研究所教授、同大学院経済学研究科教授などを経て、2021年より大阪大学感染症総合教育研究拠点特任教授。専門は行動経済学、労働経済学。2005年日経・経済図書文化賞、05年サントリー学芸賞、06年日本経済学会・石川賞、08年日本学士院賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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O次郎

4
行動経済学の知見を現実の話とリンクさせながら語られていくので非常に読みやすくて面白かった。AIの発展によって求められるようになる能力を会得するのは非常に難しいと思うが、人間が思い込みに囚われやすいのであれば、本を読んで新しい知見を得ることで思い込みを打破して判断できるようになることは必要なのかなとぼんやり思った2026/10/05

pirorikin kato

0
AIによって、なんかわからないけどできた!!という成果だけが積み重なって、 気が付いたら評価、役職が積み上がって、 自分で考えたり判断したりする機会が減って、 AIに振り回され、失敗しても他責にしてしまって、 成長実感や仕事の意味、やりがいを失って、 自分の居場所までなくして、 やがて骨になる未来が見えました。 AIを便利な道具として使いつつも、判断や責任まで手放さず、自分自身が何を積み上げたのかを意識する必要があると感じた。2026/09/21

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