内容説明
わが国の弥生人(倭人)は稲作を伴って長江下流域から渡来したといわれている。この地からは多くの民族が各地へ移住し、稲作と高床式住居を生活の基盤とする独自の文化を継承してきた。著者は彼らを「倭族」という新しい概念で捉え、黄河中流域の文化を偏重する従来の中国古代史では無視されてきた各地の古代王国の存在を実証。「倭族」発祥の地である長江流域を中心に、他に例をみない民族的特徴を持つその文化と習俗を論考する。
目次
1章 黄河文明の検証(謎の旧石器時代;仰韶文化の問題点;西域文化の流入;黄河下流域の文化)
2章 長江文明の検証(稲作の起源地を求めて;長江下・中流域の王国;長江上流域の王国)
3章 倭族の習俗(村落形態と住居形式;倭族の服飾)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
perLod(ピリオド)🇷🇺🇨🇳🇮🇷🇵🇸🇾🇪🇱🇧🇨🇺
5
2000年刊。著者の専攻は文化人類史、古代史。 はしがき 本書は『古代朝鮮と倭族』(1992, 中公新書)の後に読むべき内容になっている。中国に古代文明の発祥地は黄河流域ながら、日本と関係が深いのは長江流域。前者がアワ・ムギ作と竪穴式住宅という北方系文化で、後者が稲作と高床式住宅という南方系文化が特徴。著者は稲作と高床式住宅に代表される文化を共有する民族を「倭族」と定義している。 1章:黄河文明の検証 I.謎の旧石器時代 黄河中流域の旧石器時代と仰韶文化には3000年の空白期間がある。→2026/04/08
takao
1
倭人は長江で稲作をしていた民族(倭族)が四散し、朝鮮半島南部から九州へと稲作を伝えたという。 それが弥生人という。2021/06/02
大臣ぐサン
0
刺青は倭族の証。2012/09/01
ひろゆき
0
中国長江流域にいた倭族が日本の弥生人という。鳥居やしめ縄、高床式住居、それに伴う室内では沓を脱ぐという習慣の共通。だよね。2018/07/14
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