内容説明
明治の陶工たちの神業に、世界中が酔いしれた!世界で爆発的人気を博し僅か十数年で姿を消した、幻のやきもの「横浜焼・東京焼」の全貌が一冊に。
目次
序章 横浜開港―「大日本」世界へ発信(横浜、東京での輸出陶磁器産業の成立と発展;輸出陶磁器のジャポニスム)
第1章 万国博覧会デビュー―東京錦窯の誕生(東京焼の先駆者・河原徳立の息子たちと日本陶磁器界;明治政府による輸出工芸品図案『温知図録』)
第2章 宮川香山と井村彦次郎―横浜焼・横浜絵付のはじまり(京都から横浜へ、香山陶業前史;横浜絵付の泰斗、井村彦次郎)
第3章 輸出陶磁器の隆盛―東京焼・東京絵付の精華(成瀬誠志の「陽明門」と樋口一葉;東京焼の先導者・井上良斎)
第4章 驚異の横浜絵付―陶磁器商、陶磁画工の台頭(横浜絵付の諸相;横浜焼・東京焼の終焉)
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