中公新書
幕末の小笠原―欧米の捕鯨船で栄えた緑の島

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  • サイズ 新書判/ページ数 273p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121013880
  • NDC分類 210.59
  • Cコード C1221

内容説明

世界的捕鯨漁隆盛の時代に楽園の島をみまった領有権の行方。

目次

無人島の発見
探検船と捕鯨船
アヘン戦争と小笠原島
無人島への憧れと蛮社の獄
ペリー艦隊の来航
高まる小笠原島回収計画
上陸
入植と捕鯨
日本人の撤退とホートン事件
明治新政府の小笠原島回収
近代の小笠原島

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カツ

7
地図を見るととんでもなく遠い。漂流噺で有名なあの鳥島から更に倍程遠い。なんでこんな島が日本領になったのか。きっかけはやはり漂流民だったんですね。でも、最初に入植したのは欧米人なのに、それもよく日本領を認めてくれたものだ。なかなか面白かった。2019/04/26

Hiroki Nishizumi

7
興味深く読めた。実は適当な由来であった名称、入り乱れる英米各国の思惑、移民する側の八丈島の惨状、などなど2018/07/31

4
江戸~明治の小笠原諸島、特に英米の捕鯨船による繁栄と幕府・明治政府による回収についてよくまとめられている.Bonin Islandsが「小笠原諸島」として日本領であるのはほとんど奇跡的.漁夫の利とはこのことか.ぜひ行ってみたい場所でもある.2020/01/03

takao

3
ふむ2023/12/01

まーりん

3
セボリー=瀬堀さん のような欧米白人系住民の歴史について興味があって読み進めたのだけど、それがメインの内容ではなかった。幕末の小笠原に関しては、アメリカはイギリス領にさえならなければそれでよい、イギリスは香港などもっと良い条件の場所ゲットできたから小笠原に費用かけるのやめた、などの思惑の変化やタイミングの良さもあって、うまいこと日本領になったのだというアウトラインはわかった。2018/08/31

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