内容説明
明治33年、ロンドンに留学した夏目漱石が見たのは、産業革命達成がもたらした富と情報の中心であり、その影に渦巻く孤独と悲惨と不安であった。この都市の危機を雄大な構想をもって改善しようとする英国近代都市計画の先駆者こそ、エベネザー・ハワードである。彼はロンドンを、本来の町と村の集合体群として甦えらせようとした。漱石の見た近代の病を、ハワードは田園の再発見によって克服しようとしたのである。
目次
プロローグ ロンドン
第1章 世紀末
第2章 改革
第3章 文明
第4章 田園
エピローグ 東京



