中公新書<br> 社会科学入門 - 知的武装のすすめ

中公新書
社会科学入門 - 知的武装のすすめ

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  • サイズ 新書判/ページ数 226p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121007605
  • NDC分類 301.6

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

13
政治、経済、歴史、数学など、この世のありとあらゆる事象を比較、分析して論理的に解釈する学問が社会科学なのだとわかった。版を重ねているようだが、情報のインプットという面では記されていることが古くなってしまっている。理念を学ぶために読んだり、ブックガイドとしてはまだ有用であると思われる。2012/10/10

ヤギ郎

10
良書。社会科学の世界に入る人々のみならず,大学のアカデミックな世界に入る人に読んでほしい。議論の仕方や文章を書く大切さ,数字の持つ意味など,学問における基本的なスキルについて数ページでまとめている。情報収集やデータベースの作り方についての記述があるが,古い本であるため,方法が古典的。とはいえ,本質は同じだと思う。社会科学の古典も紹介しているので,ブックレビューとしても読める。2018/02/06

うえ

6
「1975年以降、ベトナムは経済再建の野心的課題に取り組もうとしたが、中国からの…援助がとめられてしまった。他方、ポル・ポト政権には中国の軍事援助が増加していった」「マンハイムの『イデオロギーとユートピア』は両大戦間に書かれた知識社会学の書物である。社会を階級利益の衝突としてみるマルクス主義と異なり、思考様式の違いをもって社会をみようとした。体制擁護の体系としてのイデオロギーと体制克服の体系としてのユートピアを対立させ、このような世界観は大方のところ社会を自由に浮動する知識人から生れるとした」凄く古い本2016/03/29

スズツキ

4
さすがに古くなっているので、これの最新版みたいなものは出ないのですかね。需要はかなりあると思うのですが。2015/04/01

takao

2
p.220 ・ニコラス・ルーマンの『法と社会システム』は現代ドイツ社会学のひとつの頂点 ・「自己準拠的システム」の概念を中核に、社会学の課題を世界の複雑性を解明することとした。 ・概念の多用は別の意味でヘーゲルやマルクスの再来かと思わせてしまう。実際、ルーマンはゲルマン的壮大な理論体系からマルクス主義を引いたものといってよいかもしれない。 2022/12/30

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