新潮選書
鴎外最大の悲劇

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  • サイズ B6判/ページ数 308p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106035005
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0395

内容説明

鴎外がうちたてた兵食論がもたらした脚気病惨禍は、陸軍兵士たちを襲いついには晩年の鴎外を逆襲する…文豪ゆえに封印されていた秘密の扉が開けられた―。

目次

第1章 留学、脚気問題関与の発端
第2章 帰国とその後
第3章 日清戦争
第4章 戦後処理と小倉行
第5章 日露戦争
第6章 局長就任まで
第7章 局長森林太郎
第8章 退官と考証史伝物

著者等紹介

坂内正[サカウチタダシ]
昭和5(1930)年新潟県生まれ。昭和28(1953)年東京大学卒。文芸評論家。平成2(1990)年、『カフカの「アメリカ(失踪者)」』で第18回平林たい子文学賞(評論部門)受賞
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感想・レビュー

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Fumihiko Kimura

1
鴎外の一生に脚気問題はほんの少々登場する問題かと思っていたが、本書の緻密なる論考を読むに、脚気に苛まれた一生だったのだなと思いを新たにした。鴎外は脚気に罹患はしていないにも関わらず・・・。2015/01/18

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