とんぼの本
谷内六郎 昭和の想い出

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  • サイズ A5判/ページ数 127p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784106021312
  • NDC分類 726.5
  • Cコード C0371

内容説明

川端康成をして“昭和の夢二”と言わしめた稀代の抒情画家・谷内六郎。「絵が描きたくて仕方なかった」少年の日々、そして、旺盛な創作活動を支えてきた家族たち。愛とユーモアに満ちた絵の世界と、その人生をふりかえる。日本人の原風景を描き続けた画家・谷内六郎のすべて。

目次

1章 昭和の子ども(なつかしい昔のあそび;現実の向こうに想うもの;怖がりだったあのころへ ほか)
2章 “駄菓子屋派の巨頭”になる(世田谷の田園に育つ;少年時代をつづった画文集『北風とぬりえ』;御宿慕情 ほか)
3章 毎週が展覧会!(昭和30年の大ブレイク―第一回文藝春秋漫画賞受賞;表紙は谷内六郎「週刊新潮」創刊!;働くことは尊いことさまざまな仕事 ほか)

著者等紹介

谷内六郎[タニウチロクロウ]
1921年(大正10)、東京生まれ。幼少時から喘息に悩まされるが、10代より新聞や雑誌に漫画を発表し始める。1955年、第一回文藝春秋漫画賞を受賞。翌56年、「週刊新潮」創刊号から表紙絵を担当し、人気を博した。59歳で没するまでに描いた表紙絵は実に1335枚。表紙絵以外にも、挿絵や装幀、広告、福祉活動など幅広い分野で活躍した

谷内達子[タニウチミチコ]
東京生まれ。劇作家の飯沢匡に師事し、創作人形作家として「トッパンの人形絵本シリーズ」や岩波の人形映画、テレビCM等で制作に携わる。ファンとして谷内六郎のもとを訪れるうちに親しくなり、1958年に結婚。夫の喘息の看病のため、まもなく人形制作を断念するが、2児をもうけ、以降谷内が亡くなるまで精神的な支えとなった

橋本治[ハシモトオサム]
1948年(昭和23)、東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。イラストレーターを経て、1977年、小説「桃尻娘」を発表。以後、小説・評論・戯曲・エッセイ・古典の現代語訳など、多彩な執筆活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つちのこ

3
谷内六郎を知らなくとも、その絵には一度ならず出会ったことがあると思います。 この本は初期の作品から、ライフワークになった『週刊新潮』の表紙絵まで多数収録。 忘れかけた昭和の残像と、その優しさが溢れたタッチに何度見も癒されました。2020/05/18

わかめスープ

1
以前、谷内六郎記念館に行き、そこで原画を見て感動したので購入した本。橋本治が「日本文学はそもそも、現実と幻想の間に区別をつけない習性があり、彼の絵をシュールな発想でもそういうものと受け入れられるところに、単なるメルヘンとの違いがある」というようなことを書いていたが、ファンタジーな絵があまり好きではない私でも、彼の絵を気に入るわけだと納得した。2023/02/03

のりじゃん

1
TVで特集をやっていた時から気になっていました。谷内さんの美術館に行ってみたい。いろんな想いがあってのあの作品。本物を観てみたい。2022/05/19

takao

0
昭和だな2016/07/17

雨巫女

0
学生時代に、新潮文庫のシリーズはまっていた。懐かしかった、亡くなったが残念に思っていました。その頃わからなかった事が判って良かった。2009/09/21

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