感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カブトムシ
18
[太宰治]その評判は日本一国に限られていない。海外の大学生も太宰の小説に不思議な魅力を感じる。キリスト教におよそ興味を持たない学生でも太宰の精神的ないし宗教的な煩悶に同感できる。評論家も太宰の偉大さを認めている。数年前にスティヴエン・マークスという英文学者が二十世紀の短編選集を発表したが、大きな二冊の本の中に日本の「代表」は『ヴィヨンの妻』だけであった。このように太宰文学に感心する外人は日本人ほど日本文学を知らないし、誤解などの可能性も充分ある。…太宰文学が外国にも残ると言ったのはそのためである。…。
nhan
1
外国人の視点からの日本文学、参考になる2009/02/20
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