日本経済を殲滅せよ

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  • サイズ B6判/ページ数 383p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105284022
  • NDC分類 333.6
  • Cコード C0031

出版社内容情報

真珠湾以前、アメリカは「金融」を武器に日本を破産に追い込んでいた。米国公文書館の資料をもとに初めて詳細が明かされる、開戦前の一方的な「金融戦争」の実態。

内容説明

パールハーバーの5カ月前、ローズヴェルトは「大統領令8832号」にサインした。その時点で、日本の在米金融資産は無価値となり、世界から経済的に孤立し、日本は実質的に「破産」する。やがて日本は、アメリカが描いたシナリオの一つ、開戦を決断…。近年の機密文書公開によって初めて明らかになった、「開戦前」のアメリカによる恐るべき対日経済戦略のすべて。

目次

プロローグ オレンジ計画
はじめに―破産
敵国との貿易
一九三〇年代眠っていた金融パワー
絹糸が握った命運
ドル獲得に失敗した日本の製造業
日本はいつ破産するか 一九三七年~一九四〇年
禁輸戦略の誕生―対日金融制裁の代替案
輸出規制 一九四〇年~一九四一年半ば
日本の在米秘匿資金〔ほか〕

著者等紹介

ミラー,エドワード[ミラー,エドワード][Miller,Edward S.]
歴史家。ワシントンDC在住。米国シラキューズ大学卒。ハーヴァードビジネススクール高等経営コース修了。米国大手鉱業・エネルギー企業の最高財務責任者などを歴任。著書に、対日軍事戦略を描いて数々の賞を受賞した『オレンジ計画』(新潮社)などがある

金子宣子[カネコヨシコ]
津田塾大学卒。東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)、日本IBM勤務を経て、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sakadonohito

12
日本を経済的に追い込み開戦に踏み切らせるまでについて書かれている。当時世界経済の中心とも言えるアメリカが金融制裁を発動するのは、即死級の戦略兵器と言っても過言ではなかった。世界経済の基軸通貨が米ドル1強に近い状態で宣戦布告無しに世界から仲間はずれにされて兵糧攻めされた日本は、ゆっくり餓死するかヤケを起こすかの2択しかなかった。日本は自業自得であったとしても、アメリカの仕掛ける経済戦争はエグいなと感じた。2023/09/11

青雲空

3
経済制裁の失敗例か、成功例か? 戦争に突き進んだから失敗例なんでしょうね。 今のロシア制裁を考えるために急遽、読んでみた。2022/04/11

メルセ・ひすい

3
14-19赤26油断=石油の禁輸より金融凍結で日本滅亡 アングロサクソン=AS.の恐怖 ユダヤ、AS.が米国の富裕指導層これは見えない米国そのもの。子どもが誕生すれば超超英才教育。地球を思いのまま牛耳っている(+_+)それが戦前の米国パワー。つまり侵略行為の蔓延を阻止するため日独伊好戦独裁国家を「隔離」。日本在外資産虎の子$は米英阿蘭陀等で使用不能に。そして黄色い日本は永久に殲滅させられた。勝海舟さまの日本が国家だった頃の金言「負ける戦争はするな!」。伊藤君(博文)にこの国の政治やれるのダメデシタ2010/11/23

takao

2
島国日本を包囲すれば、経済・金融の面で孤立し、日本は無力化するという作戦。2018/02/07

nilgilri

1
アメリカが日本の対中戦争を挫折させるため、計画的に経済制裁を行い、日本の国力を削減した計画について述べられていた。 一部、アメリカの予測を上回るペースで軍資金、資源を確保していたこともあったようだ。2011/11/06

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