出版社内容情報
真珠湾以前、アメリカは「金融」を武器に日本を破産に追い込んでいた。米国公文書館の資料をもとに初めて詳細が明かされる、開戦前の一方的な「金融戦争」の実態。
内容説明
パールハーバーの5カ月前、ローズヴェルトは「大統領令8832号」にサインした。その時点で、日本の在米金融資産は無価値となり、世界から経済的に孤立し、日本は実質的に「破産」する。やがて日本は、アメリカが描いたシナリオの一つ、開戦を決断…。近年の機密文書公開によって初めて明らかになった、「開戦前」のアメリカによる恐るべき対日経済戦略のすべて。
目次
プロローグ オレンジ計画
はじめに―破産
敵国との貿易
一九三〇年代眠っていた金融パワー
絹糸が握った命運
ドル獲得に失敗した日本の製造業
日本はいつ破産するか 一九三七年~一九四〇年
禁輸戦略の誕生―対日金融制裁の代替案
輸出規制 一九四〇年~一九四一年半ば
日本の在米秘匿資金〔ほか〕
著者等紹介
ミラー,エドワード[ミラー,エドワード][Miller,Edward S.]
歴史家。ワシントンDC在住。米国シラキューズ大学卒。ハーヴァードビジネススクール高等経営コース修了。米国大手鉱業・エネルギー企業の最高財務責任者などを歴任。著書に、対日軍事戦略を描いて数々の賞を受賞した『オレンジ計画』(新潮社)などがある
金子宣子[カネコヨシコ]
津田塾大学卒。東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)、日本IBM勤務を経て、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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