逃亡者は北へ向かう

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逃亡者は北へ向かう

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  • サイズ A5判/ページ数 384p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103561316
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

震災さえなければ、この人生は違ったのだろうか? 大震災直後に殺人を犯し、死刑を覚悟しながらもある人物を探すため姿を消した青年。自らの家族も被災した一人の刑事が、執念の捜査で容疑者に迫る。壊れた道、選べなかった人生――混沌とした被災地で繰り広げられる逃亡劇! 『孤狼の血』『盤上の向日葵』の著者が地元・東北を舞台に描く震災クライムサスペンス。

内容説明
雪がちらつく3月の東北―。震災直後に殺人を犯してしまった真柴亮。一通の手紙を手に北へ向かう途中、家族とはぐれた子供と出会う。一方、刑事の陣内康介は、津波で娘を失いながらも真柴を追う―。震災の混乱のなか、ふたつの殺人事件が起きた。逃亡する容疑者と追う刑事。ふたりはどこへ辿り着くのか―。

内容説明

雪がちらつく3月の東北―。震災直後に殺人を犯してしまった真柴亮。一通の手紙を手に北へ向かう途中、家族とはぐれた子供と出会う。一方、刑事の陣内康介は、津波で娘を失いながらも真柴を追う―。震災の混乱のなか、ふたつの殺人事件が起きた。逃亡する容疑者と追う刑事。ふたりはどこへ辿り着くのか―。

著者等紹介

柚月裕子[ユヅキユウコ]
1968年、岩手県生まれ。2008年、『臨床真理』で第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。2013年、『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞を受賞。2016年、『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

378
柚月 裕子は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本書は、東日本大震災直後北上逃避行クライムサスペンスの佳作でした。著者の筆で読ませますが、もう少しサプライズが欲しかった気がします。 https://www.shinchosha.co.jp/book/356131/2025/04/03

パトラッシュ

370
『風に立つ』と同じく悪人は誰ひとり登場しない。過去を抱え懸命に生きている人びとに、究極の理不尽である震災が襲いかかる。死んでいれば苦しまずにすんだが生きてしまったため真柴は人を殺し、陣内も家族が壊れる苦しみから逃れるため追う者と追われる者に分かれる運命となった。震災で家族を亡くした柚月さんだけに、誰のせいにもできない理不尽を生き延びた人の「どうすればいいんだ!」というあがきが胸に迫る。最後に真柴が家族を捨てたと思っていた父親の本心を知れたのは救いだが、何の救いもない2万4千人余の死者不明者を思ってしまう。2025/03/29

のぶ

281
東北での震災の混乱の最中に、ふたつの殺人事件が起きた。容疑者は津波ではぐれた幼い子供を伴い北に向かう。捜査にあたる警察官も被災者で、家族の行方が分からない。そして、目的地の近くで、人質を取り立てこもり…。読み通して誰も幸せになっていない、救いのない話でした。震災の哀しい状況の中で、さらにこんな作品を読んで、読後感はとても寂しい気持ちになった。柚月さんの紡ぐ物語は登場人物もよく描かれていて、優れたものだとは思うのですが、もう少し希望の持てる話を読みたかった。2025/03/12

のり

270
「真柴亮」。彼の人生とは何だったのだろう?簡単に運が悪かった東北言うのには、あまりにも巡り合わせと時期が彼を貶めた。元凶は祖父と会社の同僚。飲み屋での一件がなければ、殺人犯として追われる事もなく、北へ向かえた。東日本大震災の真っ只中の出来事。ホントに沢山の人が犠牲となった。追う刑事もまた小さい娘を失った。失望の中の犯人と刑事。途中で出会った「直人」がいっときの癒やしを与えてくれたのが救いでもあったが、最後まで申し開き出来なかったのが、一読者としても悔しかった。2025/06/13

美紀ちゃん

269
たくさん後悔することがある。 あの時にこうしていれば。 でも、その分かれ道に考えて判断して選択したのは自分。 こうなったのは、自分のせい。 しかし、なんというか、運が悪すぎる。 幸せになってほしかった。 直木賞は、該当作品なしで、残念だった。 確かに、今回はそうかも。 「嘘と隣人」「踊りつかれて」「逃亡者は北へ向かう」の3作品しか読んでいないが、 この作品より、前の作品の方が好きと思うものばかりだった。2025/07/17

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