出版社内容情報
瞳を閉じれば、今も浮かぶ顔がある。忘れえぬ風景がある。僕は知っている、この国の本来の姿を。失うわけにはいかない。こんなにも素晴らしい、日本という国を。
内容説明
小泉八雲は、日本には妖精が棲んでいると言った。確かに、そう実感するしかない出来事を幾度も経験した。僕は知ってる、この国の本来の姿を。三十余年にわたる旅の中から厳選された思い出たちによる、十六編の随想。
目次
妖精の樹の下で
百花繚乱の琉球
十津川、秘密の滝
“一日三食朝食”主義のある作詞・作曲・偏食家について
神の恵みと戦った、長崎の少年
夏・長崎から
昨日・京・奈良、飛鳥・明後日。
月の国の物語
酒はしづかに飲むべかりけり
帰郷
“さくら”散る
「先生」の旅立ち
青衣の女人
卒業
大神島の「約束」
妖精の国
著者等紹介
さだまさし[サダマサシ]
1952(昭和27)年、長崎市生まれ。歌手。三歳より学び始めたヴァイオリン修業のため、小学校卒業と同時に単身上京。73年、フォークデュオ「グレープ」としてデビュー。76年にソロとなり、「関白宣言」「親父の一番長い日」など、数々の大ヒット曲を生み出す。2001年に小説『精霊流し』を発表して以降は作家としても精力的に活動し、06年には初めての新書『本気で言いたいことがある』を刊行した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゃんみー
39
さださんの原点を見た! って感じです。2015/03/11
ラクダ
13
さださんのエッセイ・・この本は旅がテーマなようだ(旅の神髄とは未知との遭遇・)・日本は桜の国(桜前線と言う言葉は世界中に聞かせてい美しい言葉)・・そして日本は月の国と・・さださんは言う、僕も・・花見・月見・・青空の下舞い散る桜の花びら・・・晴れた夜の月を見て心を鎮める感じ大好きです。この本は雑学の教科書だ。・・灘一と言うお酒の話感動しました。さださんの詩で『修二会』と言う詩があるのですが、この本を読む前と読んだ後では詩の伝わり方がまるで違います・・深いな~『修二会』・・・よみやすさ○2014/06/05
山男777
5
作家氏がコンサート全国ツアーを通じて、日本彼方此方の個性的な風情を余すことなく網羅。私的にも沢山いった所も有り懐かしく読んだ。最近青春きっぷにはまり、近くは軽井沢、清里と。いつまでも四季折々美しいクールジャパンの原風景、原発災害等で汚染されたくないもの。エレキ電力も100%自然から取り入れたい人類普遍の願いだろうな。2015/08/12
いくみ
4
雑誌「旅」に掲載されたエッセイ集。 ツアーなどでの「旅」に自分の思い出などを絡めた内容。 改めて博識だな~と思いつつ、さだワールドに浸りました。 美しい風景、伝統、素敵な人々との出会い、そして、縁。 やっぱり日本はいいなと思う。 特に気に入ったのが最初の「妖精の樹の下で」。 私もお気に入りの桜を探して「自分の花」にしよう。2007/10/10
図書館ポイズン
3
旅行しながらと思って借りましたが、 持ち歩くには重かったし、旅行前に読み終わったしまっし。 別の本を探そう。2023/07/13
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