内容説明
潜航・追尾・衝突・沈没―。冷戦下、米ソが繰り広げた水中スパイ戦のデッド・ヒートが、今明らかになる。数百人の乗員に取材を敢行し、男達の熱い闘いを描くノンフィクション巨編。
目次
1 はじまりは死から
2 ウイスキー・ア・ゴーゴー
3 深く潜航せよ
4 ヴェルヴェット・フィスト
5 ある潜水艦の死
6 ホワイティ・マックのバラード
7 「近寄りまあす…」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ss_u318
2
冷戦下の米ソ潜水艦の折衝を書いてる。建艦をめぐる海軍の政治事情とか、海底考古学っていうのかな、艦が事故などで沈んだ当時の状況を明らかにする過程とか、潜水艦同士の衝突の話とかかなぁ。一番心に残ったのは、「ある潜水艦の死」と最後の「近寄りまあす...」かなぁ。「わたしは『兄弟たるサブマリナーを沈めてしまったようだ』。。2018/09/02
うたまる
1
「われわれは世界で”二番目に古い職業”に係わっています。”一番目のやつ”と比べても道徳的に劣るやつです」……冷戦下におけるアメリカ潜水艦部隊の諜報活動を描くノンフィクション。ナイーブな日本人はアメリカのことを、ならず者国家を牽制する世界の警察、と好意的に見ている。とんでもない話だ。もっとも国際法を守らないのがアメリカで、悪役のはずのソ連の方がよほど優等生的な振る舞いだった。とはいえ、技術的に未熟だった冷戦初期の若いアメリカ兵の犠牲は痛ましい。いくら道徳的に悖るスパイという不法行為の担い手だったとしても。2024/02/29
mdsch23
1
米海軍の潜水艦部隊の裏の顔(通信傍受作戦等)を描き切ったノンフィクション。今の所本作を越える著作はないと思いますという観点でお勧め。2011/05/22
sekaisi
0
日本海でやりたいホーダイ2017/02/02
ELW
0
トム・クランシーが、公開情報をもとにあーいう小説を創作していたというのをどこかで読んだが、なるほどだった。高校生の頃にサンケイ文庫の 『Uボート』を読んでおいて良かった。2014/02/25
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