百年前の日本―モース・コレクション/写真編 (普及版)

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  • サイズ A4判/ページ数 211p/高さ 31cm
  • 商品コード 9784095630151
  • NDC分類 291.08
  • Cコード C0072

出版社内容情報

失われた日本の光景を鮮烈に提示。

 アメリカの東海岸ボストンの北にある小さな港のセイラム。そこにあるピーボディー博物館には、今まで知られることのなかった大変なコレクションが眠っていた。それは、大森貝塚を発見したことで有名なモース博士の持ち帰ったコレクションである。古い日本を写した写真、そして日本の民具、生活用品などその数は3万とも5万点ともいわれる。 1982年10月、このコレクションを求めて、渡米、そしてピーポティー博物館の地下の収蔵庫でモース・コレクションの調査、発掘が始まった。モース・コレクションを日本に紹介する第一弾となったのが、この写真集『百年前の日本』である。取材の翌年1983年11月この本が刊行されると同時に、大変な話題となり、現在まで13刷を数えるベスト・セラーとなった。初版より23年、本書は、今だに現役の本として、出版史に残るロングセラーとなっている。今回は普及本として定価を下げ刊行。21世紀の今、本書の写真はわれわれに何を語りかけるのだろうか。再び話題になることと思う。

モース・コレクション写真編

内容説明

1983年、本書の刊行は衝撃的反響を呼んだ。21世紀をむかえたいま、モースの残した写真が、ふたたび、私たちに語り始める。

目次

1 江戸から東京へ(江戸・明治の面影;各地の風景 ほか)
2 農村・漁村(稲作;養蚕 ほか)
3 商人・職人(商人;行商 ほか)
4 子供・女性・日常生活(子供;学校教育 ほか)

著者等紹介

小西四郎[コニシシロウ]
元東京大学/日本近代史

岡秀行[オカヒデユキ]
アート・ディレクター
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

naniwoyomu

3
おすすめ。 #写真集 #興味深い #日本を知る

もさ

2
明治維新をとげて、欧米から技術や産業を学び近代国家の仲間入りをしても、軍や富裕層以外の庶民は江戸時代と同じような生活をしており、国の重要人物しか出てこない教科書や歴史小説だけではわからない明治をみることができ面白かった。自分の実家は農家だったんで曽祖父あたりが多分写真にある農夫のような生活をしていると想像すると感慨深いものがある。2012/08/18

あんコ

1
★★★★古写真万歳!!今の日本からは想像もつかない風景。100年以上も前の日本は美しかった……。失われた風景が写真で残ってる、もうそれだけで嬉しい、見てるだけでタイムスリップさせてくれる+.(´∀`*).+2013/01/28

【すとちゃん】

1
300枚の写真(全て解説付き)に圧倒される。とくに着色ガラス写真の美しさ・細やかさには、彩色した絵師たちの技術の高さに驚かされる。現在のカラー写真より色彩豊かで雄弁、まさに芸術作品である。かやぶき屋根の民家。銀座商店街を走る「鉄道馬車」。洋館の立ち並ぶ丸の内。水車が回る農村。和服を着て髪を結い働く女性たち。褌姿の男たち。学校で習字・そろばんを習う子どもたち。100年後の現代に、その姿を留めるのは寺社仏閣ぐらいか?移り変わりの速さは「奇跡の発展」であると同時に「奇跡の消失」である。2009/07/19

ひろ

0
見所が満載で、めくるたび、発見がある。職人の写真が心ひかれる。ただモースの要求の演出写真は、残念。2015/09/20

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