小学館キャンバス文庫<br> マヨイガ〈上〉―封殺鬼シリーズ〈12〉

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小学館キャンバス文庫
マヨイガ〈上〉―封殺鬼シリーズ〈12〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 253p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094303223
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

岩手県・遠野で異変が起きた。東北地方の陰陽師たちとの折衝要員として送り込まれた、四国、御景家の術者4名が、現地の人間を殺し、行方をくらませたのだ。御景家の次期当主、野坂三吾と、千年鬼、志島弓生は、急遽遠野へ飛んだ。だが、事件は意外な方向へと廻り始めて??。

東北の民話の里遠野で異変発生!野坂三吾の実家・御景家の陰陽師四人が、地元の陰陽師を殺して行方を断った。異様さを感じた三吾は遠野へ飛ぶ。続いて千年鬼志島弓生も後を追うが…。大人気シリーズ、新構想で開始

内容説明

岩手県・遠野。霊峰早池峰山の麓に広がるこの盆地は、怪異と幻想の伝説を生み出して、今は民話の里と呼ばれる。その、心豊かな土地で、異変が起きた。独立心の強い東北地方の陰陽師たちとの折衝要員として送り込まれた、四国・御景家の術者四名が、現地の人間を殺し行方をくらませたというのだ。―何か変だ。心に漣を感じた次期御景家当主の野坂三吾は、急遽遠野へと飛んだ。そして又、神島家の命令を受けた志島弓生も遠野へ。事件の真相は一体何か。聖も巻き込んで、千年鬼の壮大な物語が再び開始される。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひなた*ぼっこ

6
シリーズ12巻目。今回は三吾とにーちゃんの話。疎遠すぎてどう声かけたらいいのか分からない兄弟関係。シリーズ初の上中下巻。どうやら展開は東北対本家という壮大なスケールでの戦いになるようで。次巻は聖の活躍を期待してます。2020/01/10

KYON

4
再読。マヨイガ(上)です。御景を継ぐ決心をした後の三吾中心に展開します。が、私の記憶では、弓生が迷い家に囚われた時の印象が強くて、読み始めてから「あ、そーだ三吾の話だった」と思い出しましたww 遠野でおきた事件絡みで三吾が苦悩してます。お兄さんとの関係が、幼い三吾にとってどれほど心の支えだったか、彼の行動で手に取る様に解る。本当は、正義感が強くて生真面目でお人好しな三吾(本人には殴られそうだがww)が、ひと回り成長するための試練が、ここから始まるのですよね。「マヨイガ」は、まだ出て来ないけど‥‥(^^;2015/12/15

呉藍

4
数々の伝承が眠る地・遠野。今ではその昔話をできる語り部さんもぐっと少なくなったそうで……形のない文化をもっと大切にしていきたいですね。/さて、ここからはしばらく三吾メインかあww どこにいってもウダウダと悩み、ちょっと不憫に終わる予感。でもこれが三吾の持ち味ですものね。無口だけど安心感のある昆が好きです。じっさいの“昆”さんたちもそういう起因の家計なんだろうか。2011/01/24

☆CHIKO

3
今回は遠野が舞台なのですね。そして主役は三吾? 三吾と兄の今後が気になるところですね。この話で二人の関係にケリがつくのかしら? どうか、三吾の思うよなお兄さんでいて欲しいと、願います。2011/03/06

海星梨

2
……?あれ?既視感。実は読んだことあるっけ?でも羅王編から……あれこれ……? まぁいいや。東北と関西……いちばんぶつけてはいけない(?)気が笑 しかし、また弓ちゃんが独りで色々引き受けちゃってるあのダメな感じ、がんばれ聖!2020/05/09

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