出版社内容情報
「究極の○○」という流行語まで作り出した『美味しんぼ』が、文庫で登場!綿密な取材により、単なるグルメ物にとどまらず、現代の日本が抱える「食文化」の問題点を鋭くえぐる社会派コミック!!
▼第1話/団の弱点(前編・後編)▼第2話/再婚します!▼第3話/疑わしい日(前編・中編・後編)▼第4話/奇妙な隣人▼第5話/鶏の味、ニンジンの味▼第6話/金上の罠(前編・中編・後編)▼第7話/鮭の教訓(前編・後編)▼第8話/愚かさの味●主な登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部記者。ふだんはグータラだが、食に関する造詣が非常に深く「究極のメニュー」担当となる)、山岡ゆう子(旧姓・栗田。東西新聞文化部記者。山岡と共に「究極のメニュー」の担当)、海原雄山(厳格な会員制の超高級料亭「美食倶楽部」を主宰する希代の美食家で、陶芸・書道・文筆にも秀でた芸術家。実の息子・山岡とは激しく対立している。帝都新聞の企画「至高のメニュー」を監修)●あらすじ/極亜テレビ・金上社長の卑劣な攻撃で、経営の危機に直面している東西新聞社。文化部の面々が深刻な面もちで集まっているところに、富井副部長が新聞を持って駆け込んできた。そこには、山岡たちとも親しい団社長の脱税疑惑が大きく報じられていたのだ。コンピューター分野の起業家として成功を遂げた団だが、性格はいたって実直で勤勉だったはず。よく見るとこの新聞、金上の系列が出している「大桜新聞」だったのだが、は
感想・レビュー
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阿輸迦
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252㌻大原社主邸に日章旗が掲揚されているけど、左翼雁屋哲はOKなの?君が代はダメだけど日の丸はOKという左翼は、少数だけど存在するというし、雁屋哲はその種類の左翼?雁屋哲の思想に詳しい方、御教示いただければと思います。255㌻、大原社主に新巻き鮭を贈った山岡夫妻に大原社主が「高血圧なんだぞ、オレを殺す気か?」と怒鳴るつける。大新聞の社主とは思えない人間の小ささ。第2次世界大戦中、日本軍が捕虜を日本刀で斬首したというエピソード、実話なの?雁屋哲の脳内妄想?どなたか詳しい方、御教示いただければ幸いです。2015/02/10
佳蘋(よし)
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買った