ビッグコミックス 九龍で会いましょう 〈下〉

柴門ふみ

小学館（2000/04発売）

• サイズ コミック判／ページ数 229p／高さ 18cm
• 商品コード 9784091856326
• Cコード C9979

出版社内容情報

▼第11話／埠頭を渡る風▼第12話／リベンジ▼第13話／冬が来る前に▼第14話／愛しすぎて……▼第15話／それぞれの夜▼第16話／窮地▼第17話／九龍への道▼第18話／香港に降る雪▼第19話／香港の恋人たち▼第20話／ 奇跡の丘
●主な登場人物／ 上三条秀太郎（旅行代理店勤務。1年間の海外研修員として香港支社に派遣されている。誠実さが売り物の好青年）、東郷大（女好きで社内でも有名なナンパ男。上三条の同僚にして友人）、ジャスミン・メイ（気が強い香港娘。上三条たちの会社の香港支社の社員）、冴草薫（上三条が長く付き合っている女性。しかし彼を裏切って上司と不倫している）
●あらすじ／東京に戻ってきた上三条は、信じていた恋人の薫と上司の赤沢が不倫関係にあることを知ってしまう。職場で赤沢は上三条に対ししらじらしい態度を取り、上三条はやりきれない思いをする。そんななか薫は上三条を人気のないところに呼び出し、自分が異動を志願した結果、香港支社にすぐに移ることが決まったと打ち明ける……（第11話）。▼薫がいなくなった職場で、上三条と赤沢の関係は最悪の状態になる。他の社員が帰ったころ、残業している上三条に赤沢は薫のことをほのめかして嫌みを言う。それを聞いて怒った東郷は親友のために復讐を考え、ある調査を行った。その結果、赤沢の仕事上の重大なミスを発見するが……（第12話）。
●本巻の特徴／東郷はまじめなジャスミンに息詰まるものを感じ、他の女に手を出してしまう。ところがちょうどその現場をジャスミンに見られてしまい、彼女に別れを告げられる。上三条も香港に行った薫とは自然消滅状態にあるが、2人はお互いを忘れることができない……。
●その他の登場人物 ／赤沢（上三条たちの上司。一見家庭を大事にするタイプにみられるが、薫と関係を持っている）

柴門 ふみ［サイモン フミ］
著・文・その他

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[糸文]

★★★☆☆ 後半は時々出てくる広東語も無くなり、完全にドラマのような進展になった、、、やはりドロドロのラブストーリーは苦手、、、

2023/03/26

[ぷーたろう]

香港行きたいなーと思っていたところ上巻無料がたまたま目に入り読み始め、続きが気になったので下巻はお買い上げしました。主要登場人物は4人…見事に誰にも共感できませんでした、残念。小学生の頃、母親の持ってた東京ラブストーリーや同級生をこっそり読んでいたのがなつかしい。久しぶりに読みたいなぁ。

2020/11/03

[みやしん]

香港キャンペーン漫画だった。故に香港娘が陰の主役であり、この子がいなかったら上司以外の人間関係は維持できない。男達が破綻しなかったのが不思議でならない。仕事はできる人達だけど、それだけで結束できるもんかね?主人公も人がいいだけでは、彼女は絶対また浮気する。転勤してハイ終わり、は都合よすぎないか。彼女の自己分析は正しい。上司の家族が明かされないままだった。

2019/03/28

[あんコ]

普通はこんな上手い具合に話は纏まらない!!∑(｡･Д･｡)ｱﾝ?

2012/06/15

[うつぼ]

(東京ラブストーリー、九龍で会いましょう、を読んで)柴門ふみさんのこれらの漫画には、明らかに人格形成期に外部から何らかの影響を受け精神面で問題を抱えている人間が描き出されている(そしてそれらの問題の多くが恋愛という人間関係における濃密な関係性の中で問題化している)。一方で、そういったキャラの本当の気持ちやそういう人になった経緯というのにはあまり触れられず、周りにいる人間がそういったキャラにどうやって向き合うのか、が、あくまでラブストーリーという形で描き出されているという点がリアル。。

2015/10/11