ビッグコミックススペシャル 人びとシリーズ<br> 欅の木

ビッグコミックススペシャル 人びとシリーズ
欅の木

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  • サイズ コミック判/ページ数 212p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784091837912
  • Cコード C0379

出版社内容情報

赤ん坊の頃に生き別れた娘、息子夫婦の家を出てしまった兄、音信不通の亡夫の母…、市井に生きる人々の心の機微を、ゆったりとしたテンポでていねいに綴った、心温まる珠玉のオムニバス。

▼第1話/欅の木▼第2話/白い木馬▼第3話/再会▼第4話/兄の暮らし▼第5話/雨傘▼第6話/絵画館付近▼第7話/林を抜けて▼第8話/彼の故郷●主な登場人物/「欅の木」=原田夫妻(仕事を引退し郊外の中古の一軒家に越してきた初老の夫婦)、矢口(原田の家に以前住んでいた老人) 「白い木馬」=木下夫妻(すでに子供たちは独立してしまい、夫婦ふたりで静かに暮らす初老の夫婦)、ヒロミ(木下夫妻の孫。母親が再婚するため木下の家に預かってもらっている)●あらすじ/都心から1時間あまりの郊外に中古の家を購入した原田夫妻は、引っ越しの前日に家を訪れて愕然とした。梅や木蓮、椿などとりどりの庭木が植え込んであった庭が、すっかりきれいになっていたのだ。仕事を引退し、老後は夫婦ふたりで緑溢れる家で暮らそうと思っていただけに、ショックのあまり声も出なかった。しかし、ふと庭を見渡すと、庭の隅の大きな欅の木だけが一本残っていた…(第1話)。▼木下夫妻は、5歳になる孫のヒロミと遊園地に向かっている。ヒロミは長女・芳子の娘で、いつもなら年に1回、正月に芳子が連れてくるだけだったのだが、今回はちょっと違っていた。芳子は数年前に離婚をしひとりでヒロミを

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんぶん

7
久し振りに、再読しました。やはり良い、内海隆一郎の物語が谷口ジローの絵に溶け込んでいる。若い頃ならさして動きもない、こんなストーリーに、感情を揺さぶられ事もなかったでしょう。今、再読してみてやはり話が良いのは当たり前、絵が良い。 谷口ジローの絵にあっている、これは一つの映画である。静かに余韻を楽しみたいですね。2013/10/09

バチスカーフ

1
内海隆一郎氏の原作は未読だが、完全な谷口ジロー節になっている。あとがきから察するに、内海氏の原作のイメージも同じ匂いがするのだろう。8編の中では、離別した妻子と四半世紀ぶりに会おうとする「再会」が一番気に入った。2015/01/17

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