出版社内容情報
昭和30年代に現代人の心のふるさとを追う珠玉作の数々。メルヘンコミックの新分野をうちたてた西岸美学の結晶。
▼第1話/鈴木家の人々▼第2話/やってきた力道山▼第3話/ナフタリン人生▼第4話/日の出ソロバン塾▼第5話/笹の葉さらさら▼第6話/街の灯▼第7話/麦わら帽子の夏▼第8話/カナカナ寺三代目▼第9話/すすき雲▼第10話/俺は風来坊▼第11話/日曜のキャンパス▼第12話/夕日台駅徒歩10分▼第13話/パパはお金持ち▼第14話/ゆく年くる年▼第15話/二丁拳銃のトム▼第16話/オーマイスイートホーム▼第17話/幻海紀行●登場人物/鈴木則文(鈴木オートの社長。働き者で子供には少々甘い)、鈴木トモエ(優しくてしっかり者のお母さん。時に怒ると恐い)、鈴木一平(鈴木オートの一人息子。ワンパクだが、気は優しい)●あらすじ/今日も相変わらず鈴木オートは大忙し。昭和30年代に入り、国産車も様々な新型が登場しはじめ、町の修理工場も不勉強ではやっていけない。そんなある時、メーカー主催の研修会の誘いがやって来た。社長は、鈴木オート代表として従業員の六さんに参加してもらうことにしたが…(第1話)。▼一台の高級車が三丁目でエンストした。修理の間、後部座席に乗っていた車の持主は周辺を散歩することにした。彼は途中で一人のいじめられっ子と出会い、泣きつづける子供を
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白い駄洒落王
15
就寝前に再読。個人的ベストは「パパはお金持ち」「ゆく年くる年」。厳しい時代です。2014/03/07
OCEAN8380
11
鈴木オートの奥さんが秋刀魚を焼いている風景すごく良かった。2018/05/06
S.Mori
7
私が好きなシリーズの一つで、いろいろな巻を繰り返し読んでいます。最近の巻にくらべて絵はぎこちないところがあるのですが、くすんだ詩情が漂って味わい深いところがあります。この漫画の舞台になっている昭和30年代にはまだ生まれていませんでしたが、これを読むと何とも言えない懐かしさを感じます。今回読んで「ゆく年くる年」にほろりとしました。宝くじ売りをして、ぼくを育ててくれたお母さんの話です。昭和の時代の光と影が鮮やかに描かれています。2019/06/22
nutaki
5
『幻海紀行』『ゆく年くる年』2016/03/31
HIRO1970
2
☆☆☆2003/04/01