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出版社内容情報
国民の強い声に押され、すべての身分の議員による三部会がひらかれる。しかし、僧侶・貴族側の議員と平民議員の対立は深まるばかり…。衛兵隊を率いて、平民議員を議会から閉め出せと命じられたオスカルは、ついに王室に背いて彼らを守る決意を固める…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
62
ジュードポームの誓いに突入し、避けられない時代の悲劇へと走り出す6巻。ナポレオンやサン・ジュストも登場し、まさにフランス革命前夜の様相。怒号と悲鳴の二重奏は読み手の心を引き裂かんばかりに響き渡り、どの場面も心が痛い。オスカルの気高く真っ直ぐな騎士道精神は本当に尊く美しい。2020/01/25
むらさきいろの薔薇が好き
7
三部会が召集。市民を踏みにじる命令に椅子を蹴飛ばし唸るオスカル。暴走しかけるアランを止めたオスカルはふいにアランにキスされてー。ついに命令に背いたオスカルを父は成敗しようとしたが命をかけて止めに入るアンドレ。オスカルは初めて素直にアンドレへ愛を告げる。アンドレの視力低下は進みオスカルは血を吐いてー2025/03/20
クサバナリスト
3
三部会開催、オスカルやアンドレより、ミラボ-が気になってしまう・・・オスカルは病気か?2015/11/01
ささ
2
■『ベルばら』を読んでいたら、学生時代、フランス革命のところで、混乱しなかっただろうな……、と思いながらの後半戦。国王側の人たちが平民を侮っているがゆえに、事態はどんどん悪い方向へ。国王とマリー・アントワネットの人気の差がありすぎたことが分かる、三部会の始まり。マリー・アントワネットが姿を見せても、喝采も拍手もなかったという。オスカルもアンドレも、アランたちに愛されているなぁ。2014/07/09
れじーな
2
三部会の最中でも鍵作りに行きたいと言う父と、奔放すぎる浪費家の母を持つ皇太子の優秀さに、マリア・テレジアの隔世遺伝? それともルイ14世側? なんて思うのでした。しかもオスカルに恋する辺り、女の見る目もあるのですよね。「ベルばら」を読む度にフランス革命時代をもっと学びたくなります。2012/02/13