内容説明
江戸末期、長崎で活躍した出島絵師・川原慶賀。慶賀の絵こそ西洋人が初めて出会った“日本”だった。文政六年、来日したシーボルトの専属絵師となり行動をともにした慶賀に迫る危機、そして葛飾北斎の娘・阿栄との恋―。
著者等紹介
ねじめ正一[ネジメショウイチ]
1948年、東京・高円寺に生まれる。1981年、処女詩集『ふ』でH氏賞受賞。1989年、『高円寺純情商店街』で第一〇一回直木賞受賞。市井の人々の日常を、優しさあふれる筆致で描き人気を博す
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