出版社内容情報
忘れたくても忘れられない。心に爪あとを残した26本の映画を映画評論家の著者が場面写真を交えて紹介。ときにエロティックでときに暴力性を帯びた映画の魅力を存分に語った一冊。(解説/川本三郎)
内容説明
人は誰しも特別な映画を心に抱えて生きている―。呪われた映画、闇に葬られた映画、一線を超えてしまった映画など、著者の心に爪あとを残した26本の作品を紹介。幼い頃に観たそれらの猟奇性やフェティシズムの源泉を紐解きながら、作品同士の繋がりや、のちの作品へ与えた影響を見出す。読んでから観るか、それとも観てから読むか。トラウマになること必至、映画好きのための一冊。
目次
「消えた旅行者」は存在したのか?―『バニー・レークは行方不明』BUNNY LAKE IS MISSING
孤高の鬼才が描く、アイドルの政治利用―『傷だらけのアイドル』PRIVILEGE
人間狩りの果てに言葉を超えた絆を―『裸のジャングル』THE NAKED PREY
『エクソシスト』の原点、ルーダンの悪魔祓い―『肉体の悪魔』THE DEVILS『尼僧ヨアンナ』MATKA JOANNA OD ANIOL´OW
世界の終わりと檻の中の母親―『不意打ち』LADY IN A CAGE
ハリウッド伝説の大女優、児童虐待ショー―『愛と憎しみの伝説』MOMMIE DEAREST
少年Aが知らずになぞった八歳のサイコパス―『悪い種子』THE BAD SEED
あなたはすでに死んでいる―『恐怖の足跡』CARNIVAL OF SOULS
奴らは必ずやって来る―『コンバット 恐怖の人間狩り』SHOOT
初体験は水のないプールで―『早春』DEEP END〔ほか〕
著者等紹介
町山智浩[マチヤマトモヒロ]
1962年東京都生まれ。早稲田大学法学部卒業。映画評論家。「宝島」「別冊宝島」などの編集を経て、95年に雑誌「映画秘宝」(洋泉社)創刊。その後アメリカに移住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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めしいらず
takaC
めしいらず
藤月はな(灯れ松明の火)
Vakira