内容説明
母と娘だからこそ起こる、すれ違い、わだかまり、そしてゆがみ。でも、わたしは信じたい。悲しみ、傷つき、ぼろぼろになった二本の線が、やがて一筋の光のように重なる瞬間がくることを。親子の崩壊と再生を描くノンフィクション!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はね
5
ボーダーに関するこの方の本を読んだことがある。ボーダーは子供の頃に充分な母の愛を得られなかったことが原因の一つらしいが、この本にはたっぷり過ぎるほどの愛情をそそいでもわかってくれなかった娘がいた。結局どんなに愛を与えられてももっともっと愛してと餓え、自分が一番愛されているといつも実感していなければ不安に潰される病気になってしまったということ。病気が過去の記憶を元に一番近い母を敵に見立てているように見える。2022/09/04
大福
0
102冊目、読了。 ネグレクトや虐待が目立つけど、 普通そうに見えて、実は気を使っている家族に焦点があたっている。 同性だからこそ、分かり会えること、違えることがある。 名前を変えてるけど、これ娘目線で、こっちは母親目線だよね。って分かるから、何となくフィクションっぽく見えてしまったかな。2022/05/21