出版社内容情報
忙しい現代、「仕事」と「家庭」を両立するにはどうすればいい?
昭和から令和にかけてヒットした小説、ドラマ、映画を分析して見えてきたのは、ディスコミュニケーションにあえぐ「夫婦」の姿だった――。
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』『「好き」を言語化する技術』『考察する若者たち』
今最も注目の文芸評論家が「物語」を通して警鐘を鳴らす!
「働き方改革」に次ぐ、これからのパートナーシップのあり方を見直すための夫婦論。
・【推しの子】、『THE FIRST SLAM DUNK』『汝、星のごとく』の共通点とは?
・月9ドラマ『海のはじまり』が描こうとしたものとは?
・なぜ村上春樹が描く「夫」は沈黙するのか?
・坂元裕二が『ファーストキス』でたどり着いた「夫婦」の形とは?
……etc.
日本を席巻した物語が浮き彫りにする問題ーー「夫婦」の不在。
どうすればパートナーシップのディスコミュニケーションは解消されるのか?
それでもやはり思うのだ。「日本の物語に、もっと、夫婦がいてほしい」と。
なぜなら文芸は現実の欲望をうつすものだが、同時に、文芸は現実の欲望に影響を与えるものだから。
ーー三宅香帆
【目次】
内容説明
忙しい現代、「仕事」と「家庭」を両立するにはどうすればいい?昭和から令和にかけてヒットした小説、ドラマ、映画を分析して見えてきたのは、ディスコミュニケーションにあえぐ「夫婦」の姿だった―。今最も注目の三宅香帆が「物語」を通して「家族の形」に切り込む!これからのパートナーシップのあり方を見直すための夫婦論。
目次
第1章 「夫婦」と親子(夫婦の不在 『君たちはどう生きるか』『街とその不確かな壁』そして『【推しの子】』;親ガチャと妊娠小説 『風の歌を聴け』)
第2章 「夫婦」と沈黙(成熟と夫婦 『羊をめぐる冒険』;個人主義と共同体主義 「ねじまき鳥と火曜日の女たち」;沈黙と夫 『ねじまき鳥クロニクル』)
第3章 「夫婦」と労働(コミットメントとポストフォーディズム 『海辺のカフカ』;妻と娘 「眠り」;夫婦とミソジニー 「ドライブ・マイ・カー」;生活と夫婦 「ファーストキス 1ST KISS」)
第4章 「夫婦」と時間(親密性と共同性 『なぎさ』;傷と時間 再び『ねじまき鳥クロニクル』;親密な時間の再発見)
著者等紹介
三宅香帆[ミヤケカホ]
文芸評論家。1994年高知県生まれ。京都市立芸術大学非常勤講師。京都大学大学院人間・環境学研究科博士前期課程修了(専門は萬葉集)。2017年、大学院時代に『人生を狂わす名著50』を刊行しデビュー。2024年、『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』で「書店員が選ぶノンフィクション大賞2024」大賞を、翌年には「新書大賞2025」大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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