内容説明
霊峰・富士が噴火したとき、この世と霊界を隔てる結界が破られた…!漆黒の闇の中から次々と現れる異形の者。邪悪なパワーでこの世を支配しようとする妖怪たちを倒せるのは、ひとりの少女だけだった。彼女の名はさくや。その手に握られた妖刀・村正が、妖怪たちの汚れた血を吸うたびに、少女の生命の残量は減っていく。命を削って悪を滅ぼすのは、父より受け継いだ誇り高き宿命(さだめ)なのか…?やがて、さくやは父が手にかけた妖怪の子供を、弟として育てることを決意する。血を超えた絆で結ばれた二人の行く手には、世界の存続を懸けた壮絶な戦いが待っていた。