講談社学術文庫<br> 仏典のことば―さとりへの十二講

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講談社学術文庫
仏典のことば―さとりへの十二講

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062919951
  • NDC分類 183
  • Cコード C0115

出版社内容情報

諸仏の導きを伝える仏典から仏教の基本的教理である四つの真理(苦・集・滅・道)をめぐる12のことばを取り上げ、丁寧な解説を施す諸行無常、衆縁和合、悉有仏性、南無帰依仏――衆生を救済する仏たちの教え
万物が流転する世間をひたすらゆだねて生きる

人はなぜ迷い、悩むのか。苦しみは自分の感覚器官が生み出す欲望に執着することで起こる。万物が流転する世間では、すべてが互いにつながりをもち、支え、対立し、そして助けあって存在している。そこに「私のもの」など何もない――。仏教の基本教理を表す12のことばを通して、無限の広がりを持つ釈尊の教えを平易に説く、現代人必読の仏教入門。

はじめに 三法印――存在の3つの命題
第1講 諸行無常――世間は流転している
第2講 衆縁和合――永遠不滅のものはない
第3講 無明即煩悩主――迷いのもとは無明
第4講 諸法皆空――世間は夢のごとし
第5講 不二法門――解脱は一味である
第6講 三界唯一心――世間は妄想の産物
第7講 身不浄観――身体は汚物の詰め物
第8講 悉有仏性――仏も昔は凡夫なり
第9講 煩悩即菩提――垢も身のうち
第10講 中道――薬もすぎれば毒となる
第11講 四摂法――情けは人の為ならず
第12講 南無帰依仏――仏にゆだねる


田上 太秀[タガミ タイシュウ]
著・文・その他

内容説明

人はなぜ迷い、悩むのか。苦しみは自分の感覚器官が生み出す欲望に執着することで起こる。万物が流転する世間では、すべてが互いにつながりをもち、支え、対立し、そして助けあって存在している。そこに「私のもの」など何もない―。仏教の基本教理を表す十二のことばを通して、無限の広がりを持つ釈尊の教えを平易に説く、現代人必読の仏教入門。

目次

三法印―存在の三つの命題
諸行無常―世間は流転している
衆縁和合―永遠不滅のものはない
無明即煩悩主―迷いのもとは無明
諸法皆空―世間は夢のごとし
不二法門―解説は一味である
三界唯一心―世間は妄想の産物
身不浄観―身体は汚物の詰め物
悉有仏性―仏も昔は凡夫なり
煩悩即菩提―垢も身のうち
中道―薬もすぎれば毒となる
四摂法―情けは人の為ならず
南無帰依仏―仏にゆだねる

著者等紹介

田上太秀[タガミタイシュウ]
1935年ペルー・リマ市生まれ。駒澤大学仏教学部卒業。東京大学大学院修士課程修了。同博士課程満期退学。駒澤大学仏教学部教授、同大学禅研究所所長を歴任。現在、同大学名誉教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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よむヨム@book

6
★★★★★ 星5つ 本来、仏教は「さとり」と「解脱」をすることが目的なのだろう。 しかし、凡人がそれをなすことは非常に難しいことだと思います。 でも、釈尊の教え(さとり)を少しでも理解出来れば、穏やかな人生を歩めるかなぁと思い、読んだ次第です。2023/11/07

ホシ

5
実家にあったので、読んでみた。ちょい難しめの仏教入門書。たくさんの経典の一節が紹介されてあって、著者の学識の深さがうかがえる。煩悩即菩提、中道、すでに知っている事柄が多かったが、知っているだけで、自分の日々の暮らしに息づいていない、そのことを身につまされた。2016/08/05

茎沢

1
貰った本。四苦八苦とか一味とか、当たり前に使っている言葉のルーツに触れることができた。2022/03/09

隠居

1
玉石混交。講目によっては冗長なものあり。2018/08/26

1
難しい…、が仏陀の教えを学ぶ際に、岩波文庫の原典を当たるよりも、噛み砕いて要所だけ教えてくれる本著は明らかに有用な書物だ。再読して理解を深めたい一冊。(2012年6月3日)再読。前半の主要部は写経とかしたけど、後半は流し読み。2012/01/17

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