講談社現代新書<br> 明日のプランニング―伝わらない時代の「伝わる」方法

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講談社現代新書
明日のプランニング―伝わらない時代の「伝わる」方法

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  • サイズ 新書判/ページ数 304p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062883023
  • NDC分類 674
  • Cコード C0230

出版社内容情報

本当に「広告は終わった」のか? 「もう人を動かすとか諦めろ」みたいな否定的な論を受け入れちゃっていいのか?「最近なんだか伝わっている手応えも実感もない」
「以前はもっと反応があったけど、近ごろそれもなく、やり甲斐がない」
「広告もコンテンツも効いてる気がしない」
「苦労してバズらせても、一瞬火がつくもののすぐ忘れ去られてしまう」
「SNSが重要かと思ってがんばってるけど、効果が感じられない」

……そうお嘆きのあなたに。

あなたがどうしても伝えたいその「情報」は、どうすれば相手に伝わるのか。

広告、宣伝、広報、販促、営業、メディア……
「伝える」仕事に携わる、全ての方への処方箋――。

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◆「情報“砂の一粒”時代」というおっそろしい情報環境◆

ある調査によると、2010年の1年間に、
世界には約1ゼタバイトの情報が流れたという。
ゼタバイトという単位、ボクは初めて知ったのだが、
これ、調べてみて驚いた。
1ゼタバイトは「世界中の砂浜の砂の数」なのだそうである。

具体的にイメージしてみてほしい。
たとえば日本を代表する砂浜のひとつである九十九里浜のすべての砂の数。
あれですら「無限」に近いと思いませんか?
でも、世界規模で見たら小さな日本にある小さな砂浜なのだ。
対象は世界中の砂浜だ。
世界中の砂浜の砂の数と同じ量の情報が、流れたというのである。
この現実から目を背けてはいけない。

送り手側は「いいものを作れば伝わるんじゃないかな?」とか、
甘い希望を持ちがちだ。
でもそれはほぼ幻想なのだ。
「もう絶対に伝わらない」という圧倒的絶望から始めないといけないとボクは思う。

とはいえ、そんな絶望の中でも「伝わる方法」はある。
ボクが思うに、「ひとつ」ある。
無限の砂嵐の中で、自分が伝えたい砂粒を相手に届ける方法が
少なくともひとつはあると思っている。
そしてそれは何か冷たい触感がするテクノロジー的なものではなくて、
とてもアナログで人間的で喜びに満ちたやり方だ。

情報“砂一時代”、ファンベース、オーガニックリーチ……。

圧倒的にわかりやすい、伝える仕事「虎の巻」!

はじめに
――「最近なんだか伝わっている手応えも実感もない」とお嘆きのあなたに
第1章 「情報“砂の一粒”時代」がやってきた
――「伝える仕事」に携わる人にとって超アゲンスト
第2章 忘れちゃいけない! 情報“砂の一粒”時代「以前」を生きる生活者たち
――生活者を2つに切り分けてプランニングする
第3章 友人知人という最強メディア
――砂一時代という超アゲンストに打ち勝つ方法
第4章 ファンベースとマスベース
――砂一時代と砂一時代以前でプランニングを切り分ける
第5章 ファンにアプローチする3つの方法
――砂一時代の生活者にどうリーチするか
第6章 ファンからオーガニックな言葉を引き出す7つの方法
――砂一時代の生活者が態度変容するオーガニックリーチ
第7章 どんな課題でも70点以上とれるプランナーになるために
――「基本的な構築」を一番大切にしよう
おしまいに
――ボクたちは幸せな時代に生きている


佐藤 尚之[サトウ ナオユキ]
著・文・その他

内容説明

どうしても伝えたいその「情報」はどうすれば相手に伝わるのか。圧倒的にわかりやすい伝える仕事「虎の巻」!チャート図つき!

目次

第1章 「情報“砂の一粒”時代」がやってきた―「伝える仕事」に携わる人にとって超アゲンスト
第2章 忘れちゃいけない!情報“砂の一粒”時代「以前」を生きる生活者たち―生活者を2つに切り分けてプランニングする
第3章 友人知人という最強メディア―砂一時代という超アゲンストに打ち勝つ方法
第4章 ファンベースとマスベース―砂一時代と砂一時代以前でプランニングを切り分ける
第5章 ファンにアプローチする3つの方法―砂一時代の生活者にどうリーチするか
第6章 ファンからオーガニックな言葉を引き出す7つの方法―砂一時代の生活者が態度変容するオーガニックリーチ
第7章 どんな課題でも70点以上とれるプランナーになるために―「基本的な構築」を一番大切にしよう

著者等紹介

佐藤尚之[サトウナオユキ]
1961年東京都生まれ。株式会社電通にてCMプランナーやウェブ・プランナー、コミュニケーション・デザイナーなどを経て、2011年に独立。現在はコミュニケーション・ディレクター(株式会社ツナグ代表)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

37
よくお薦めの飲食店を参考にさせてもらった「さとなお」さん。本業のプランニングを語る今作は、なかなか興味深い。情報が洪水のように流れ、砂浜の砂一粒になった「砂一時代」。一方でネット検索しない人が6000万~7000万人もいる。こんな情報の二極化が進むいまの日本での情報の伝え方を伝授してくれます。キーワードはファンを大切に!。2016/01/21

KAKAPO

35
「雑誌WIREDのウェブ記事によると、2010年、世界に流れる情報量はゼタバイトの世界に突入したらしい」という文章で始まるこの本は、私にとって『ザ・プラットフォーム』以来のインパクトだった。また、日本の人口の半分は、その情報のシャワーを浴びているが、残り半分は、依然としてテレビなどの既存メディアから情報を得ている人たちだということも分かった。私はプランニングやコミュニケーションの仕事に携わっているわけではないが、ビジネスに参加している者の一人として、この本に書かれていることを常識として身につけておきたい。2015/12/27

marco

32
「伝える・伝わる」という観点から、流通する情報量で時代を二分し、現代における真に伝わる方法を模索する本。情報が氾濫する現代を「情報〝砂の一粒〟時代」と呼び、露出量さえ増やせば伝わった時代は終焉し、まず興味関心ある人(ファン)に伝えるのがよい、という説く。そして「共感」を呼び起こすべし、と力説する。私が共感した「共感のカギ」は終章にあり。2015/08/02

Miyoshi Hirotaka

28
SNSの普及による情報洪水で情報は砂一粒の価値しかない時代に突入。しかも、SNSで常時つながっている層とネット検索をほとんど使わない層に二極化する時代を迎えた。従い、情報の受け手を購買行動に結びつけるためには、メディアでの広告の露出度やネットでの拡散という直接的なアプローチだけでは効果が得られない。それらを組み合わせ、友人、知人を介し、口コミのように伝播する仕組みを作ることが鍵。伝えたい情報に無関心な集団でも、一人を核にすることで、集団全体の態度が変容する。それはパンデミックのメカニズムに酷似している。2020/03/11

ビイーン

28
本書はザックリした数字を示してくれていてイメージが湧く。「2010年の1年間で、世界中の砂浜の砂の数と同じ1ゼタバイトの情報が流れた」、「約7500万人もの人が、月に一度もパソコンから検索をしていない」等々。日頃、広告やマーケティングに携わっていないが、結構気付かされる。2017/11/02

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