内容説明
人と生まれて最大の不幸は、自分が何をやりたいか、胸のうちに聞いて答えが出てこぬ場合である。一念発起、やりたいことが脳裡に浮かんだとき、その人の人生はすでに半ば成功である。傍の目から見てなんだかオカシイことでもよい。やりたい思い、とげたい思い、その方向に歩むべき道が拓けるからである。することがない、したいことがない、それが命あるものにとっては、浮き世の地獄である。人間が行う企業でも経営でも取引でも研究でも芸能でも万事すべて、最初に根幹となる、種、芯、元、をつくりあげるのに、将来に向かう全行程の半ばあるいはそれ以上の労を費やさねばならない。そこで踏んばらねば前へ進めないと、人心の帰趨を勘で知った根性者だけが、辛うじて成功の道を歩めるだろう。
目次
第1章 人生に目標があれば半ば成功
第2章 勝負を焦ってはいけない
第3章 多くの人に好かれる必要はない
第4章 悪人から学ぶこともある
第5章 可愛気のある人に運がつく
第6章 謙虚であれば必ずトクする
第7章 人生の流れに乗る
第8章 世界は一つではない
著者等紹介
谷沢永一[タニザワエイイチ]
1929年、大阪市に生まれる。1957年、関西大学大学院博士課程修了。関西大学教授を経て、1991年に名誉教授。文学博士。サントリー学芸賞、大阪市民表彰文化功労、大阪文化賞。2004年、『文豪たちの大喧嘩―鴎外、逍遙、樗牛』(新潮社)で読売文学賞。サントリー文化財団理事。専攻は日本近代文学、書誌学。社会評論でも活躍
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