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内容説明
超伝導による驚異の人間浮上の原理!超伝導による浮上なら何でも「マイスナー効果」だと勘違いしている人が多い。超伝導の原理にはじまり、人間をも浮上させる「ピン止め効果」の発生メカニズム、高温超伝導物質開発のヒントから応用まで、まるで目に浮かぶようにやさしく解説。
目次
序章 超伝導で人が浮く
第1章 電気抵抗ゼロの秘密
第2章 超伝導と巨大な電子の波―超伝導はマクロな量子現象
第3章 超伝導と熱力学―熱力学の基礎
第4章 超伝導と熱力学(実践編)―熱力学で超伝導をどう理解するのか
第5章 高温超伝導を探して―青い鳥とUSO物語
第6章 超伝導を何に使うか
第7章 最初の人間浮上はなぜ失敗したか―超伝導バルク応用開発の話
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中年サラリーマン
11
面白かった。超電導というとほんとマイスナー効果ぐらいのイメージだったが、その本質にはさらにピン止め効果なるものがあること、超電導が量子力学、熱力学の基礎理論にささえられていること、理論をささえるモノづくり技術が発展途上であること(出版時なので今はどうかしらないが)がわかる。個人的には熱力学のエンタルピー、エントロピーの保存するorしないエネルギーのくだりが参考になった。高温超電導といいつつ日常的感覚では極低温、その環境下での物質のふるまいの変化の面白さを味わえる本だ。2016/11/28
takao
3
ふむ2023/12/08
nakamu
0
超電導にたいして電気抵抗0以外の特徴をわかりやすく解説している。でも,自分は熱力学と量子力学のところは飛ばして読んだので少し残念な人間になってしまった。2013/03/05
calaf
0
人体浮遊の実験は、マイスナー効果ではなくピン止め効果によるもの!2006/10/25