出版社内容情報
B層化(愚民化)が進む日本社会の現状を、B層をおだてるA層の戦略、A層を批判すべきC層(保守層)の無力の両面から解読していく大衆社会の成れの果てに出現した、今の時代を象徴するような愚民=B層、の危険性を指摘してロングセラーとなっている「B層三部作」の最新作である。
本作では、政治、経済、文化、スポーツ、音楽などあらゆるジャンルで「B層化」が進んでいる現状をさらに詳しく浮き彫りにする。また、それらB層を動かし、商売に利用しようとするA層の戦略や、B層(+A層)に対抗すべき真の保守勢力=C層こそが日本を救う処方箋を示しうるのだということを、過去の賢者の知見を振り返りながら説いていく。
巻頭企画 B層用語辞典 最新版
はじめに 保守とはなにか?
第一章 三島由紀夫の警告
第二章 なぜ政治はここまで腐ったのか?
第三章 なぜプロの仕事が尊重されなくなったのか?
第四章 C層の研究
おわりに 伝統とはなにか?
B層おバカ年表 最新版
適菜 収[テキナ オサム]
著・文・その他
目次
B層用語辞典 最新版
はじめに 保守とはなにか?
第1章 三島由紀夫の警告
第2章 なぜ政治はここまで腐ったのか?
第3章 なぜプロの仕事が尊重されなくなったのか?
第4章 C層の研究
おわりに 伝統とはなにか?
B層おバカ年表 最新版
著者等紹介
適菜収[テキナオサム]
1975年、山梨県生まれ。作家。哲学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かまど
20
『当たり前の崩壊への警鐘』 「日本をダメにするB層の研究」に引き続き、読了しました。 C層とはB層の対極にある存在で、「グローバリズム」「普遍主義」「改革・革新・革命」といったものを警戒する層であると、著者は規定しています。 保守的思想の色合いが濃く、「B層の研究」と同様、評価が明確に分かれる一冊だと思いますが、やはり同様に考えさせる内容も盛りだくさんでした。 (続く)2014/11/28
東雲
12
難しかった。適菜収のいうB層(構造改革や維新の会に踊らされている層)は斎藤環の『世界が土曜の夜の夢なら』にでてくるヤンキーと共通してると思うので合わせて読むとさらにいいかも。準B層なので古典を読んで教養を身につけたい。2013/08/05
MAT-TUN
12
適菜収氏の書はなかなかおもしろい。「キリスト教は邪教です」は興味深かったし、「B層の研究」もケッサクだった(特にB層用語辞典には吹き出しそうに(笑))。氏は痛烈な批判を展開しますが下品ではない。だが本書はC層(知性の高い保守)の研究が最後の章のみで物足りない。本書は「B層の研究2」というところ。著者は批判すべきB層には事欠かないけれども、C層の模範が見つからなくて困ったのでしょう。ただ「古典を読もう」と説き、新聞なんか読んでいる暇があったら世界文学全集と日本文学全集を読破すべき、という主張はよくわかる2013/07/07
阿部義彦
9
B層の本は読みました。C層を適菜さんは「構造改革に否定的でかつIQの高い人」簡単にいえば頭のいい保守派と定義します。その1例として三島由紀夫の言葉を引用しながら、B層がのさばっている今の日本に警鐘をならします。しかし時遅し、今の政権の駄目っぷりと恥を知らない厚顔無恥にはこいつら昆虫並か?と声も出ません。アイツらが無い!と言い張ったものは総て有ったのですね。サッサと消えてもう二度と人前に顔を見せないで貰いたいです!2018/05/12
高光浩二
8
知識不足すぎて、批判や意見が正しいかどうか分からない。2014/06/06
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