歴史認識と小説―大江健三郎論

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  • サイズ B6判/ページ数 310p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062113045
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

内容説明

大江小説は“歴史”をどう認識しているのか?そもそも“歴史”を認識するとはどのようなことなのか?いま最も注目される文芸評論家の傑作評論。

目次

第1章 固有名と星座―『取り替え子チェンジリング』を中心に
第2章 百年のみなし子―『万延元年のフットボール』を中心に
第3章 千年の交渉者―『同時代ゲーム』を中心に
第4章 「蹶起」と「根拠地」―『懐かしい年への手紙』を中心に

著者等紹介

小森陽一[コモリヨウイチ]
1953年東京生。北海道大学卒。東京大学教授。文芸評論家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yu-onore

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「歴史を認識するということは、常に「再審」であり、いまここにおける自らの責任における「審判」を下すことなのだ(=自分自身の審判)」。 現代に生まれて『取り替え子』を起点に大江を読もうとする若者の立場に立って(もちろんこんな読解できる人ほとんど皆無に近いけど)、大江の各々の小説が星座(ベンヤミン)の中で見え方を常に変える星のように検討される。それが日本の忘却への批判へ。2021/03/05

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