内容説明
裏切りと陰謀、革命と反革命!!生存する遺児たちが証言!!志半ばで日本で病死した汪兆銘。日本敗戦で腹心たちは処刑され、汪兆銘の妻は自ら獄死し、残された五人の子供たちは世界各地に離散!!50年間封印されていた真実を明らかにした、取材16年の書き下ろし。
目次
第10章 日米開戦前夜
第11章 毛沢東、汪兆銘との合作を求む
第12章 汪兆銘、死す
第13章 「私は父を評価しない、しかし」
第14章 獄死を選んだ汪兆銘夫人
第15章 汪兆銘亡きあとの二つの事件
第16章 遺書と恋にまつわる噂
エピローグ 二十世紀の日本の汚点