内容説明
人間を頭から呑みこむ樹齢二千年の大楠、嵐の夜に屋根の上にすわっていた死者…。晒し首の名所の暗闇坂の奇想天外な大事件。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
68
最後まで続くおどろおどろしい怪奇にどっしり構える人喰い大楠。怪奇な一族を襲う奇怪な死。分厚いのにゾッとするのに、乗ると止められない。映像で見てみたい光景と(青銅製のにわとりと藤並家の情景、メロディラインと巨人の家)、絶対に見たくない光景が(お察し)交差する。まさにホラーミステリと呼ぶに相応しい代物。狂いそうなおぞましさと名探偵の果てにラストに挿入された犯人の手記が悲痛過ぎる。しかし、御手洗は即効スコットランドとか行動力の化身。2022/09/05
Yuki
11
中々にエグいというか、グロい描写があり、それが得意ではないので、ちょっと読むのが大変でしたが、物語は面白かったです。仕掛けは壮大で、よくこんなトリックを思いつくなぁとしみじみ感心してしまいました。ただ、最近本格物のトリックを理解するのがちょっと大変になってきて、その辺りは流し読みになってしまいましたが…。二人のコンビのシリーズ、まだまだ続くので、楽しみながら追いかけます2019/01/04
しゃび
8
トリックの現実感のなさを成功しなくていいという前提にしたことで成立させたすごい作品。奇想天外は御手洗シリーズの持ち味でもあるし。個人的には傑作。2011/09/16
春
7
かなり長編の一冊でしたが、あっという間に読了しました。御手洗シリーズのファンとしては大満足。ホラーもグロも苦手ですが、御手洗&石岡の登場シーンがかなり多かったので頑張って読んでしまいました。2013/02/11
月守青蓮
6
面白かった。まさか木にこんな秘密があるなんてと。犯人自体はなんとなく気づくのだけど、その殺害方法に驚愕させられてしまった。2009/11/05
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