内容説明
動物に仮託して人間生活の諸相を描いたイソップ寓話。「兎と亀」「蟻ときりぎりす」「牛のまねをする蛙」「狐とぶどう」―西欧はもとより日本においても、これらの話を知らぬ者はいまい。では、イソップその人についてや、イソップ寓話の成立についてはどうか?古今の文献を駆使してその成立と伝承の歴史をたどり、わが国への伝来とその変容、普及の過程を究明する。
目次
第1部 西洋世界におけるイソップ―成立と伝承(イソップとは何者だったのか;古代文学の中のイソップ寓話;寓話集の成立;近世印刷本時代のイソップ寓話集)
第2部 日本に渡来したイソップ―変容と普及(キリシタン版ローマ字本と古活字版仮名草子本;『イソポのハブラス』の様式;『伊曽保物語』の特色;国民的普及の開始)
著者等紹介
小堀桂一郎[コボリケイイチロウ]
1933年東京生まれ。東京大学大学院博士課程(比較文学比較文化)修了。現在、東京大学名誉教授、明星大学教授
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