内容説明
星暦770年1月、62歳の高齢で即位した光仁帝は、先帝と道鏡によって歪められた政を正すべく、思い切った粛清に踏み切った。平城京の新たなる出発の時であった。一方、この政の動きを静かに見守る宇宙皇子、そして金剛山の鬼たちは、多くの犠牲者を出した死闘の痛手をようやく癒し、新体制のもと、宿願・流民王国再建に向け、本格的に活動を開始した。しかし、金剛山に溢れる明るい期待感とは裏腹に、各務の苦悩は深まっていた。人と仏の狭間にあって、神たる皇子への愛は許されるものなのか…。様々な想いを秘めて、新生金剛山の夜は更けゆく―。雄大なる歴史を舞台に展開する書下し異次元童話。感動のシリーズ第7弾。
感想・レビュー
-
- 電子書籍
- 太公望 - 殷王朝を倒した周の名軍師