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内容説明
イラン革命の拡大を阻止するためにアメリカが支援し、イラン・イラク戦争を戦い抜く過程で途方もない軍事大国に成長したイラク。この軍事大国の暴走が引き起こしたのがクウェート侵攻、つまり湾岸危機であった。この危機の日からアメリカとイラクの関係は、協調から対立へと変化する。そして湾岸戦争があり、今日にいたるまで対立が続いている。イラクを巡る情勢は、今どうなっているのか、そして今後どのような展開が予測されるのか、その背景を詳しく解説。
目次
第1部 シナリオ(近未来シナリオ)
第2部 イラク情勢(なぜイラク攻撃なのか;イラン・イラク戦争;湾岸危機;湾岸戦争;湾岸情勢の構造分析 ほか)
第3部 クルド人問題(クルド人とは;トルコのクルド人;イラクのクルド人)
著者等紹介
高橋和夫[タカハシカズオ]
放送大学助教授。専門は国際政治、中東研究。大阪外国語大学ペルシア語学科卒業後、コロンビア大学大学院で国際関係論を修める。1979年博士課程修了。1983~84年クウェート大学客員研究員を経て、1985年から現職。東京大学、お茶の水女子大学、早稲田大学、日米会話学院講師、School of International Studies講師も務める。湾岸戦争、同時多発テロ事件などでのニュース解説等でも活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。