内容説明
時は平安。神代の昔に閉ざされた黄泉の扉を、開こうと画策する者がいる。宗主と名のる謎の人物と、配下の女術師・風音。「我は天の帝を破砕し、地の帝を弑逆す―!」そのために彼らが欲するのは、神の血をもつ生贄。北辰が翡り瘴気が吹き荒れるなか、半人前陰陽師・昌浩は都を救うため十二神将らと奔走するが…。昌浩に現れた“失せものの相”は一体何を意味するのか。少年陰陽師“風音編”衝撃の展開へ。
著者等紹介
結城光流[ユウキミツル]
8月21日生まれ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪守
11
風音編第二弾。風音によって穿たれた黄泉につながる瘴穴を封じる為、昌浩達が行動を開始するが、事態は思いもよらぬ展開へ…。太陰のお転婆振りが楽しかったり、風音と六合の関係も気になったりするけれど、しかしやはり昌浩の今後がどうしても心配になります。あまり書きすぎるとネタバレになるので控えますが、とにかく救いのない結末を迎えないでほしいと願っています。次巻を楽しみに読みます。2012/09/17
まりもん
11
昌浩の夢の意味が敏次が予告した失せものの相の意味が合致した。(T^T) 最初はもっくんと昌浩の掛け合いを楽しみつつ読んでいたのだが、後半はもう絶対もっくんが~~と心の中で叫びまくり。 風音の正体についてはマジという感じでした。だってつまり巫女は出産したってことですよね?どこで?なんて疑問が。 晴明が語った昔話を昌浩はさらっと受け止めたけど、今回の紅蓮の行為をどう受け止めていけるのか当事者になった昌浩が心配だ。2012/04/09
梅みかん
9
紅蓮が絶望的な状況に。紅蓮にとっても、昌浩にとっても、あまりに残酷。風音も六合の手を取れれば。 そして、最後に勾陣登場。いつもかっこいいです❗️2019/05/04
ミド
8
やっと思わせぶりに語られていた過去が明らかになったけれど。誤解してる部分もあるんじゃないかと思っていたのに結構ガチだった。しかも二度目じゃなくて三度目か。これで元の相棒の位置に戻れるのか。あとがきのノリに時代を感じるけど、キャラ投票で盛り上がれるほど魅力的なキャラの多い小説ってあまりないなあ。2021/05/12
綾乃
8
宗主の命令で黄泉の扉を開こうとする風音は、帝の姫宮修子の寂しさに付け込み黄泉の瘴穴を穿ち、黄泉の扉を壊す生贄にするため十二神将騰蛇を狙う。 北辰が翳り瘴気が吹き荒れるなか奔走する昌浩だったが、その顔に現れた失せ物の相は縛魂の術に嵌り、黄泉の屍鬼となっていしまった騰蛇のことだった。 そして三度罪を犯してしまった紅蓮、風音編衝撃の第3巻。2020/04/15
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