角川文庫<br> 宇宙皇子〈10 愛、はてしなき飛翔〉

角川文庫
宇宙皇子〈10 愛、はてしなき飛翔〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 362p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784041653142
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

皇子たちは流民王国建設のため、新たなる時代の幕開けに酔う平城京の奥深く潜伏し、下級官人や庶民たちを味方につけることに成功した。だが、やがて食糧確保にさえ困窮し、贋の和同開珎の鋳造に踏み切る。しかし,それを知った朝廷軍の反撃が始まり、皇子は独り炎上する藤原宮へ飛びこんでいく。そして月へと昇りゆく神。なよ竹かぐや姫との“訣別”という名の運命の出会いに、皇子は鳳凰と化身して、天空を舞うのだった―。壮大にして華麗なる異次元歴史ロマン第一期〈地上編〉、めくるめく感動の大団円。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いおむ

5
既読済みです。2019/08/16

黒蜜

3
面白かったです。最後にかぐや姫を絡めるあたりが作者の面目躍如と言う感じです。今思うと地上編で終わっておけば、ラノベの古典として今でももうちょっと評価も高いと思うのですが…。話の構成はやっぱり巧みですね。当時は天上編へと進むことにワクワクしたのは、皇子と同じく若かったんだろうなぁ。2016/01/21

かず

2
人間はいつも自信などないのだ。しかし立ち止まっていては、自分の決断が正しかったのか間違っていたのかも判らぬ。信じた道をひたむきに歩きつづけてみることだ。もし間違ったら、またじっくり考えて道を変えてみればよい。どっちみち真実は一つしかないのだ 良い言葉です。かぐや姫と皇子の話。負けなければ次につながるという流民王国の方針。地上編終了。次は天上編へ。2014/07/06

やたろう

2
途中何度も挫折しかけたけど、ここまで来たら意地で何とか地上編、読み終わりました。何だかねー、主人公に全然感情移入できませんでした。組織を無視して自分と仲のいい奴らと勝手な行動しては周りに迷惑かけてばかり。失敗して反省するけど、すぐ自己完結して、また勝手な行動をとる。そのくせ、人の言葉に流されて、やっていることに一貫性なし。でも結局、特別な存在という理由だけで何をやっても許されてしまう。読んでて終始イライラしっぱなしでした。若い頃に読んでいたら、もう少し素直に主人公目線で読めたかなー。時代背景とか設定は面白2010/08/15

ゆう

1
とうとう地上編が完結。気付いたら皇子以外の遊鬼は40代になってるんだなぁなんてしみじみと・・・。『人間はいつも自信などないのだ。しかし立ち止まっていては、自分の決断が正しかったのか間違っていたのかも判らぬ。信じた道をひたむきに歩きつづけてみることだ。もし間違ったら、またじっくり考えて道を変えてみればよい。どっちみち真実は一つしかないのだ』2012/12/08

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