三日月村の黒猫

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三日月村の黒猫

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  • サイズ A5判/ページ数 144p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784035280804
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8393

出版社内容情報

サチオひとりを残して父親が行方不明になってしまったあとに、ふしぎな黒猫がやってきた。謎とロマンのファンタジー。   小学校中学年から

内容説明

「あなたをたすけにきましたよ。」倒産した洋服屋にひとりとりのこされたサチオにやさしく声をかけたのは黒い大きな猫でした。金色の目がきらりと光ってそれが、なんと、ひとつだけつまり、片目の黒猫だったのです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はる

59
安房直子さんらしい日常の隣りの不思議な世界。実家の洋服店が倒産し父親は行方不明、12歳のさちおは一人ぼっち。「あなたをたすけにきましたよ」。現れたのは不思議な黒猫。さちおはおばあさんのいる三日月村に向かいます。優しいお話なのか、怖いお話なのか判らない展開にハラハラドキドキ。ラストは優しく美しく、そして切ない。2021/05/28

ぶんこ

37
オリジナルの木彫りのボタンを求めて、亡き母の故郷三日月村へ行ったさちお。亡き母と、ボタンを作るリスたち。村は一面雪景色。常に薄青くゆらゆらした世界。安房さんの文章が睡眠薬のように穏やかな眠気を誘い、心地よくなってくるのです。倒産した洋服店のためにボタン作りに励んだ不思議な日々。色とりどりの草花と、鳥の囀り、川の流れの音やにおいが感じられるボタン。ありし日の三日月村の情景がうつしだされるボタン。淋しいような、ほの温かいような物語。2021/07/02

takaC

22
三日月村の加護を得たなら大丈夫。さちおに幸あれ。2012/11/18

mntmt

17
すぐ隣にあるような異世界は、ふとしたひょうしに誰でも迷い込んでしまいそうです。司修の版画も芸術的で、読み応えのある童話です。2020/09/02

sakadonohito

4
少年さきおが経験する不思議な物語。そしてちょっと悲しい。店が倒産、借金逃れで消えた父さん、1人残されたさちおは悲惨、そこに現れた喋れる猫さん。て感じで書こうとしたけどダサ過ぎるので止めました。2020/11/04

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