内容説明
「サンゴはどんな生きもの?」「サンゴにせまる危機とは?」「サンゴに魚があつまるのはなぜ?」サンゴは海の生命のふるさと。日本最大のサンゴの島、石垣島からサンゴを考える。小学校中学年から。
著者等紹介
長島敏春[ナガシマトシハル]
1954年、東京都に生まれる。外国通信社に勤務後、映像制作会社を経て、フリーランス。1987年より独学で水中写真の撮影を始める。2002年から石垣島の美しい海を撮りつづけている。2007年、石垣島のサンゴ礁大白化に遭遇。以来、サンゴ礁の生と死を見つめるようになる。さまざまなメディアを通して、サンゴ礁のすばらしさと環境問題を伝えるとともに、写真の新しい表現をめざしている。日本自然科学写真協会、日本サンゴ礁学会、沖縄県サンゴ礁保全推進協議会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たーちゃん
19
綺麗なサンゴ礁。息子は「あっ!魚がここにもここにもここにもいるー」と。一緒にシュノーケリングでもしたいなぁ。こんな綺麗なサンゴ礁を守るためにも地球に優しい生活をしなくては。2022/02/14
ひじり☆
11
【光村図書 小学校教科書 国語 5年 紹介図書 平成27年度】サンゴは植物ではなく動物!魚達と共生するサンゴ礁の破壊が恐ろしい。美しい写真に説明もわかりやすい。2019/09/29
遠い日
11
石垣島の珊瑚礁を紹介しながら、世界的なサンゴの危機的状況にまで触れていく。サンゴが育つ海は、山からの栄養豊富なきれいな水も関係する。けれども、近年の海水温の上昇によって、サンゴを含む海の生きものは減少の一途を辿っている。サンゴの産卵の写真は、なんとも神秘的。しかし、美しい海は今やそこにあるものではなくて、守り、作っていく段階に入ったのかもしれない。2015/02/03
まげりん
8
さすが長島敏春さん!写真が美しい!そして分かりやすく説明してくれる。が、途中、褐虫藻がいなくなったら死んじゃうって事は、褐虫藻=サンゴではないのかとぐるぐる始める。共生関係なのはわかるんだけど、いなくなったら褐虫藻はどこかに行くのか?褐虫藻単体はどんな姿なんだろう?もうちょっと勉強が必要だ。能登にも珊瑚礁があるんだ〜!見たいわ。2015/05/20
うっきー
7
内陸に住んでいると、子供たちに海を見せる機会が少ないので、借りてみました。写真きれいでした。 小学生の娘は読んでから半日くらいして、絵本の話題を反芻するかのように、サンゴ礁の耳学問を話題にしてくれて、興味が湧いたようでした。2018/03/05