内容説明
「人間は自分の手では壊せないものを作りだしている。それを地震が壊したとき、破壊の仕方は予想とは違うものだった」―科学記者が追跡した震災の実態、地震のメカニズムなどに関するこの1年間の報道を基に大幅加筆。阪神大震災で露呈した様々な問題を科学的に検証する。文庫オリジナル。
目次
第1章 被害の特徴
第2章 ライフライン壊滅
第3章 傷めつけられた心と体
第4章 混乱した病院
第5章 直下型の地震動の恐ろしさ
第6章 残る傷痕
第7章 耐震基準に不備
第8章 活断層を追う
第9章 私はこう思う―阪神大震災の教訓