内容説明
戦いに散った乙女たちへの共感を抱き続けた著者が、女学生時代に体験した戦争の記憶と沖縄への想いを軸に綴った自伝的エッセー。
目次
第１章 沖縄祈りの旅
第２章 私の青春と戦争
第３章 女優らしくない女優になって
第４章 映画『ひめゆりの塔』との出会い
第５章 三十四年目の卒業式
第６章 語り部となった奇跡の人たち
第７章 人間が人間でなくなる
第８章 日本のナイチンゲール―上原貴美子婦長さん
第９章 戦火が奪った二十五歳の命―遺徳を偲ぶ人たち
第１０章 若い命を守るために
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さざなみ
2
テレビを見て香川京子がこのような本を書いておったことを知り図書館で見つけて読んでみた。 作者の映画女優になるきっかけから巨匠と呼ばれた名監督のエピソード等の紹介に始まった前半は悲惨なひめゆりの塔の話に入る前の慰めであったのだろうか。 30年近く前に書かれた本だったが戦争という理不尽な行いに反対する声を今こそもっと大きくしなければ・・・・・2019/10/17
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