内容説明
学問への情熱―、広い世界へ憧れる―、日本人とは―。新しい生活に踏み出すときに、心屈したときに、進路に迷ったときに、私たちを繰り返し励ましてくれる多くの本たちとの出会い。朝日新聞・心のページ長期連載「心の書」。
目次
清岡卓行
木村利人
生方たつゑ
司修
八千草薫
佐藤忠男
いぬいとみこ
岩城宏之
大江志乃夫
本間一夫〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
袖崎いたる
4
著名人たちによる「心の書」のブックガイド集。一人3~4冊で自分の座右の書や人生の岐路の導きとなった本を紹介する本。ぼくが知っている人は廣松渉さんや山口昌男さんや町沢静夫さんくらいだった。面白かったのは紹介された本に重複が見られたことだ。第一はやはり『聖書』である。流石に世界一読まれているだけはある。権威と価値と含蓄がぎっしり詰まった神話であり歴史でもあり文学でもある本だもの。その次が『ユング自伝』であった。噂はかねがねなのだけれど、ぼくは読んでいない。いつか読んでみたい。ちなみに文学では漱石さんが強い。2015/07/08