朝日選書<br> 香りの世界をさぐる

朝日選書
香りの世界をさぐる

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  • サイズ B6判/ページ数 295,/高さ 19X13cm
  • 商品コード 9784022594785
  • NDC分類 576.6
  • Cコード C0340

内容説明

香水、ハーブ、スパイス―暮らしを彩る香りの世界は、数千年の歴史と、現代科学も解き明かせない多くの謎をもつ。香りのしくみ、体と心への不思議なはたらき、香水づくりの秘密など、資生堂で研究生活30年の調香師が語る。「香り文化」への道案内。

目次

第1章 自然の香りあれこれ
第2章 天然香料を求めて
第3章 香を焚く
第4章 香りで癒す
第5章 香りを創造する
第6章 嗅覚の不思議
第7章 からだのにおい
第8章 香りの文化と歴史
第9章 香りの言葉

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネオ

3
著者は資生堂の香料研究所のパヒューマーで、虫が葉を食べると植物が食べられないように警戒物質を放つ話、香妃の話、ムスクの話、聞香の話、宇津救命丸からクレオパトラからキムチ、ナルドなど香りにまつわる話がとても興味深い。体臭は体調や心の持ち方でも変わるらしい。香蔵庫や病気の診断など知らなかった事もたくさんあり、知識欲がみたされます。2015/04/08

Humbaba

3
香りは目には見えないが、相手に対してとても多くの情報を与えている。専門家でない限りは臭いをジョウズに言語化することはできないが、それは匂いを認識していないというわけではない。むしろ、言葉にしなくても認識しているからこそ、香りの与える影響は大きいとも言える。2014/08/04

かず

3
担当している香りのばらコンテストの審査副委員長を務めてくださった方の著書なので読んだ。随筆風の文章なので、読みやすい。いきなり化学物質名がぽんぽん出てくるような本だと門外漢にはハードルが高くなってしまうが、その点、本書は親しみやすい。ここから始めて徐々に段階を上げていけばよいのだと思う。味やデザインほど日本人は香りに興味がないと思っていたが、最近、アロマを謳った柔軟剤などにみるように、香りに対する意識が高まってきているように思う。日本には、元々、香道もある。香りを楽しむ文化が復権する兆しなのかも知れない。2014/06/12

suzuki-takefumi

1
香りの専門家によるちょっとしたエッセイという感じ。天然材料のストックが世界全体で見ても多くはないので地域紛争の影響が甚大だとか、バラの香りは近代では弱くなっているとか、ちょっとした面白い話の読める本。2014/01/18

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