地域からの世界史 〈第１６巻〉 ラテンアメリカ 大井邦明

大井 邦明/加茂 雄三【著】

朝日新聞出版（1992/10発売）

• サイズ B6判／ページ数 251p／高さ 19X13cm
• 商品コード 9784022585110
• NDC分類 209
• Cコード C0322

内容説明

彼らは世界史に何を与え、そして何を得てきたか。コロンブスの新大陸「発見」から５００年、石器時代から現在までを通観する最も新しいラテンアメリカ史。

目次

１　紀元前から１５世紀まで（文明への遠い道；ジャガー・蛇・鳥―文明の誕生；土と石の建築―地方文化の形成と発展；巨大都市テオティワカン；テオティワカンの滅亡；トルテカ人とケツァルコアトル神；定説トルテカ史の矛盾；荒ぶる人々チチメカの時代）
２　１６世紀から２０世紀まで（スペインによる征服と植民；スペインの植民地統治；ブラジルの奴隷制農園；カリブ海の砂糖革命；スペイン帝国の立て直し；反乱する大衆；従属の絆を断ち独立へ；多難な国家建設；「近代化」の光と影；寡頭支配への挑戦；革命・軍政・民主化の時代）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[じょあん]

アンデス文明についての章がないのが惜しまれる。その分野の専門家も共著者に加えられなかったのだろうか？ メソアメリカ史の記述がコンパクトに整理されていて読みやすいだけに残念。スペインによる征服以降は中米・南米ともに均等に扱われる。「ラテンアメリカ」といっても各地の歴史は一様でない。

2024/04/05