内容説明
正義と自由への夢想を生きたロシア人とその「帝国」の光陰。
目次
ルーシの国ができるまで
キーエフ・ルーシとキリスト教
モンゴル帝国の支配
モスクワ大公国の興隆
イヴァン雷帝
偽帝と動乱の時代
ウクライナ併合と西欧化
ピョートルの革命
宮廷クーデタと寵臣政治
エカチェリーナ二世の啓蒙専制政治
不徹底な改革と流産した反乱
大改革
専制の勝利
日露戦争と1905年革命
世界戦争とロシア革命
国家社会主義の成立
スターリン批判と体制の成熟
ペレストロイカ―再生への身悶え
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
らっそ
7
未踏の地に踏み込んだ。とりあえず通史。スターリンが崇拝したイヴァン雷帝は大量テロルを実行2020/10/20
じょあん
3
ロシアとソ連の通史だが、それにかかわる周囲の勢力の歴史についての記述に致命的な誤りがあったり、把握が粗雑だったりするところがあって首を傾げざるをえない。ロシアの交流の歴史という意味で非常に重要な箇所だと思うのだけれど……ロシア・ソ連の光の部分だけでなく、その深刻な影の部分も背景を含めてしっかり描かれているだけに残念に思う。2024/04/09
とまと
3
寄り道?したりするせいもあってなかなかドストエフスキーに辿りつかないのだが早く『カラマーゾフの兄弟』を読みたくてうずうずしている。これは買って読もう。『戦争と平和』も文庫版で読み直したいのだがいつになることやら。/ピョートルの髭税っておもしろいな。/フィグネルさんの写真が岡田くんに似てる。2012/08/04