内容説明
偏差値からは見えない大学の実力。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜間飛行
178
90年代の本だから古い。何人かの意見をまとめたにせよ最終的には著者一人で論評しており、上っ面だけ客観性を持たせたランキングより好感が持てる。疾風編で私の母校は予想以上に好評価を頂いたが、この怒濤編を読むと、M学院大の文学部の方が時代に対する気鋭さにおいて遥かに上を行く(伝統分野では私の母校が勝る)とある。母校のよさは知っていたつもりだが、〝気鋭さ〟が今一つだったか…と振り返るきっかけになった。自分の出身校だけ見ていてはダメであって、比較することによって大学の持ち味がわかるのだと、当然のことに気づかされた。2022/11/13